シェール採掘でM4.4の地震=水圧破砕法が原因−カナダ 【オタワAFP=時事】カナダ西部ブリティッシュコロンビア州当局は、州内フォートセントジョンで2014年8月に観測されたマグニチュード(M)4.4の地震について、シェールガスの採掘で用いられる「水圧破砕法(フラッキング)」によって引き起こされたとの見解を示した。水圧破砕法による地震としては世界最大級という。26日のCBC放送が伝えた。 州の石油・ガス委員会によれば、採掘していたのはマレーシア国営石油会社ペトロナスのカナダ子会社プログレス・エナジー。現地では14年7月にもM3.9の地震が起きており、これも水圧破砕法によると考えられている。 水圧破砕法は、砂や化学物質を混ぜた超高圧の水を地下の岩盤に吹き付けて砕き、中にあるガスを抽出する方法。米国では広く用いられている。環境保護団体は地下水汚染や地震発生につながる恐れがあると主張しており