インドネシア・バリ島(Bali)のシバン・カジョ(Sibang Kaja)村で、竹を用いて建てられた学校(2012年6月4日撮影)。(c)AFP/SONNY TUMBELAKA 【6月11日 AFP】軽いが丈夫で、鉄製のポールより安価な竹を工事現場の足場に用いる光景はアジア各地で珍しくないが、この竹が今、インドネシアのバリ(Bali)島で、コンクリートや鋼鉄に替わる環境に優しい建築素材として着目されている。 その汎用性の高さを生かした建物は、住宅や商店から学校、豪華リゾート施設、果てはチョコレート工場まで多岐にわたる。 バリの州都デンパサール(Denpasar)と緑豊かなウブド(Ubud)のちょうど中間にあるシバン・カジョ(Sibang Kaja)村では2011年、竹でできた商工施設としては世界最大となるチョコレート工場が操業を開始した。食品会社ビッグツリーファーム(Big Tree Fa