角川グループホールディングス(GHD)は10月12日、メディアファクトリーを100%子会社化すると発表した。メディアファクトリー株式を保有するリクルートから80億円で取得する。 メディアファクトリーは1986年、リクルートの書籍出版部門を分離する形で設立。書籍情報誌「ダ・ヴィンチ」や漫画・ライトノベルの出版、アニメ製作も展開。漫画・ライトノベルの出版からアニメ化に至る「クロスメディア」展開に実績がある。2011年3月期の売上高は189億円、営業利益は7億円。 同様のコンテンツビジネスを展開する角川GHDは、同社のメディアミックス戦略とメディアファクトリーのクロスメディア展開が「軌を一にするもので、非常に親和性が高い」として、メディアファクトリーをグループに迎えることで「同社の独自性と強みを生かしながら、一層の成長と企業価値の向上につながり、角川GHDの事業基盤の拡充と今後の成長に大きく資す