日本の線路に関する話題が、今複数の海外メディアで取り上げられ注目を集めている。それはJR西日本・和歌山線、五位堂駅付近のポイントに設けられた、カメ専用のトンネルについてである。カメがポイントに挟まる事故が多発神戸市立須磨海浜水族園によると、カメが原因の列車の運行障害に頭を痛めていた、JR西日本からの依頼でこの溝が設置されたという。毎年カメの活動期にあたる夏になると、カメがポイント部分に挟まり、列車の遅延が発生していたとか。 踏切から線路内に侵入したカメは、2本のレール間に落ちた場合レール沿いに歩くしかなく、いずれポイントにたどり着き、その可動部分にはまり込んで動けなくなる。ポイントが切り替わる際、カメがつぶれて信号が変わらなくなり、列車の遅延につながるというわけだ。カメ専用のトンネルが解決そこで試行錯誤の結果、同園では、ポイントに達する前の地点にU字溝を埋め込み、そこに落ちたカメを保護する