プログラミング言語C++のトランザクショナルメモリ(TM; Transactional Memory)拡張に関するざっくりまとめメモ。 2013-10-05追記:本記事の内容はN3718にてアップデートされている。→id:yohhoy:20131005 本記事の内容は、2012年4月現在の最新ドラフト仕様 “Draft Specification of Transactional Language Constructs for C++, Version 1.1”(→id:yohhoy:20120413)に基づく。 超要約:Isolation と Atomicity を保証し、かつ Composable なトランザクション機能を提供する。 概要 C++トランザクショナルメモリ拡張が提供する機能の概要は下記の通り。 “トンランザクション” の内部で行われた変更は、そのトランザクションが完了する