コカ・コーラとペプシコの炭酸飲料は2016年も米市場でシェアを落とした。炭酸ではなくミネラルウォーターを好む米国人が増えており、そのしわ寄せを受けた。 飲料業界メディアのビバレッジ・ダイジェストによれば、昨年の炭酸飲料の消費量は減少し、1人当たりで見ると31年ぶりの低水準となった。ただ、水とスポーツドリンクのブランドが減少分を補い、コカ・コーラとペプシコの数量は全体で増えた。 ビバレッジ・マーケティングによると、ミネラルウォーターが初めて販売量で炭酸飲料を上回った。同社のマイケル・ベラス最高経営責任者(CEO)は、「飲料業界は劇的な変化に見舞われている」と指摘。「ミネラルウォーターが種類別でトップに躍り出たことは消費者の好みの根本的な変化を明確に示している」と話した。