僕のおばあさんを紹介します 僕の祖母は、西川勢津子といいます。小さい頃から「東京ばあちゃん」と呼んできました。 現在、87才。僕の実家の近くで暮らしています。 祖母を紹介するには、祖母の住んでいた家の話をするのがいいでしょう。 その家は、少し変わっていて、祖母の仕事や思い出、つまり人生が詰まっているからです。 祖母の家は新宿区のはずれの丘の上にありました。 家の中には、いろいろな道具や置き物、食器、庭やベランダで採れたくだもので作ったジャムやなにかでいっぱいでした。 それから、本の量がすごかったです。 本だけのための部屋が3つくらいありましたし、玄関、廊下、部屋の壁際、階段の一段一段、トイレなどいたるところに、いろんな種類の本が1メートルくらいの高さまで積まれていました。 本の種類は、掃除洗濯や料理、和裁洋裁などの家事の本、英語やドイツ語で書かれた欧米の生活書、鉱物の本、民族衣装の本、絵本