有権者は小池百合子氏に何を期待し、託したのか。都内各地の投票所で聞いた。 「社会的に弱い立場にある人に手厚いフォローができる都政」を重視したという中野区の大学院生、堀内俊輔さん(24)は「逆風もあるかもしれないが、女性のほうが弱者の目線に立った政策を実行できるのではないかという期待を込めた」と話した。 八王子市打越町の会社員、佐藤芳彦さん(64)は「当選すれば初の女性知事となるし、最初に手を挙げ、政党や組織に頼らない心意気がある」と評価した。そのうえで「妻が働いていた高齢者介護の現場は低賃金で離職者が多く、改善が必要だ。孫をもつ身として待機児童対策、公園の整備など子育てしやすい環境作りも取り組んでもらいたい」と語った。