“原発銀座”で「NO」を叫ぶ 福井・小浜の中嶌さん父子「若狭を第二の福島にしない」 (08/16 15:30) 明通寺の三重塔の前に立つ中嶌哲演さん(右)と阿児さん親子。哲演さんは「若い世代ならではの感性と問題意識で地元の原発と向き合ってほしい」と息子に期待を寄せる 国内で唯一運転中の関西電力大飯(おおい)原発(福井県おおい町)。おおい町に隣接する小浜(おばま)市の僧侶中嶌哲演(なかじまてつえん)さん(71)は半世紀近く地元の反原発運動の中心的役割を担ってきた。東日本大震災後は長男阿児(あこ)さん(29)もまちづくりを通じ、脱原発の足がかりを探っている。父は原発の即時停止を求め、子は段階的な卒業を目指す。北海道電力泊原発(後志管内泊村)をはじめ全国の原発が再稼働を目指す中、手法は違うが、それぞれ原発への「否」を唱えている。(報道センター 関口裕士) 哲演さんが住職を務める明通(みょうつう)