ベーゼンドルファーのショールームで撮影をしたピアノのアクションの模型。鍵盤を押すと、アクションと呼ばれる力を伝達する機構が働き、ハンマーが弦を打ち音が出る。弦の上部のダンパーによって弦の振動を止めると音は消える。画像ですと鍵盤は右手に。 指、手、腕、肩、背中、腰、足、脳…体と心の全てを駆使し、紡ぎ出したい音を求めるピアニスト。普段、演奏をいたします時に目に入りますのは鍵盤の部分のみですが、そのタッチに的確な反応をすべく、見えない部分で複雑な働きをしておりますのが、このアクションなのです。美しい音色を生み出すものは、やはり滑らかで美しい動きを。