26日は宇宙作家クラブ例会、半田利弘先生の講義を楽しみ、仲間内で酒を飲んでの帰途、携帯電話で、太陽観測衛星「ひので」プロジェクトマネージャーの小杉健郎先生逝去の報を受け取った。 2日前に脳梗塞で倒れ、意識を回復しないまま今夕の死を迎えたとのこと。 一体何を言えばいいのだろう。先生が全精力を注ぎ込んだ太陽観測衛星「ひので(SOLAR-B)」はこの9月に打ち上げられ、まさにこれから素晴らしい観測データをどんどん送り届けてくれるところだったというのに。かくのごとき死があるとは。 私が小杉先生と親しく話したのは一回きりだ。「国産ロケットはなぜ墜ちるのか」を出した後、的川泰宣先生の部屋にお邪魔した時、先客として的川先生と雑談(ではなかったのかも知れないが)していたのが小杉先生だった。 小杉先生は「国産ロケットはなぜ墜ちるのか」をほめてくれた。その上で「前の『ようこう』でも、ずいぶんと危ない局面はあっ