2004/12/19 · ... ボクはもう20年、電車に乗ってないんです!」と激昂、「取材」と称して電車に乗ってどこかに言ってしまった。 ○手塚は編集者の気配に敏感で、外 ...
2004/12/19 · ... ボクはもう20年、電車に乗ってないんです!」と激昂、「取材」と称して電車に乗ってどこかに言ってしまった。 ○手塚は編集者の気配に敏感で、外 ...
エディションがどうのこうのと文句をつけながら、秋田文庫版の『ブラック・ジャック』をほぼ読み終えてしまう。気付いた点をいくつか。 ブラック・ジャックは自然保護・環境保護に熱心である 何しろ仕事で得た高額な報酬で、原生林が残る沖縄の小島を買い取ったりしている。これはオイル・ショックによって、「がむしゃらな経済成長よりも自然保護を」という動きが出てきた当時の世相を反映しているのであろう。 誰もが自動車に乗る 人里離れた岬の上に住んでいるブラック・ジャック本人はともかく、電車で移動したほうが自然なシチュエーションでも、登場人物は自動車に乗りたがる。そちらのほうが一刻一秒を争う医療漫画らしい緊迫感が出せると思ったのか、それとも手塚治虫本人があまり電車に乗らないひとだったのか。そして交通事故のシーンがやたらと多い。 あとブラック・ジャックは酒場で軽く引っ掛けたあと(日本酒がほとんど)、自家用車で帰宅し
●手塚は石ノ森章太郎の結婚式で仲人を引き受けたが、締め切りに間に合わず、肝心の結婚式をすっぽかした。石ノ森が周囲の編集者にぼやくと、編集は全員「そりゃ、あの先生に仲人を頼んだ石森さんが悪い」と口をそろえた。 ●手塚は締め切り間際によく雲隠れしたが、ある日いつも隠れ家にしているホテルに行くと、支配人から出入り禁止を言い渡された。手塚の知らないうちに編集者が乗り込んできて、「手塚いるか!」と全部のドアをたたいて回ったかららしい。 ●地方に逃げたときは、旅館で編集が身柄を確保し、アシが総出で新幹線や航空機で一枚づつ原稿をピストン輸送することもあった。 ●手塚の逃走癖は晩年まで直らなかったが、編集が後を追ってあるトンカツ屋で発見した。「先生!」と叫ぶと手塚は他の客が見ている前で、テーブルの下に身を隠した。 ●ある作品で手塚は電車のシーンを描いたが、それは車内中央に鉄のポールが立っている、戦後まもな
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