ふと、かつて温暖化対策の行き過ぎを諌めたビョルン・ロンボルグはグレタ・トゥーンベリについて何か言っているのかな、とぐぐってみたところ、9月末にこのような論説を書いていることを知った。以下はその概要。 人間が気候変動の科学を理解して行動しないことは「悪」であり、気候変動によって「人が死んで」おり、あと8年余りで炭素の排出余地は尽きてしまうため、2028年までに化石燃料で動くものをすべて閉鎖すべし、というグレタ・トゥーンベリの国連演説は、良く見られる主張であるが、根本的に間違っている。確かに気候変動は人為的な原因で現実に生じているが、気候変動で世界が終わるという彼女の見方は根拠が無い。IPCCによれば、2070年までの気候変動の影響は、生態系への影響も含めても、平均所得の0.2-2%の減少に相当する。その時までに、地球上の各人の所得は300-500%向上している。 1世紀前の生活はつらいものだ
今週は、ある意味先週と同じ曲が登場です。 バッハの「管弦楽組曲 第3番」の中の「エアー(アリア)」が、ヴァイオリニストのA.ヴィルヘルミによって調を変えられ、「G線上のアリア」として単独で演奏されるようになり、この曲のみが少し姿を変えて有名曲となったことを取り上げましたが、今日とりあげる曲は全く逆で、「編曲されたことによって超マイナーな存在となった」パターンです。 「G線上のアリア」は、ヴァイオリンの4本の弦のうち、ただ1本の弦だけを使って演奏できる、という「ヴィジュアル上の特徴」があるために、バッハ本人が聞いたら驚くぐらい原曲とは違う題名が付けられていますが、今日取り上げる曲は、「バッハ作曲 管弦楽組曲」とオリジナルとほとんど同じ題名で呼ばれています。 演奏するだけでは足りず「編曲してみよう」 編曲したのは、後期ロマン派の交響曲作曲家にして、熟練の指揮者でもあったグスタフ・マーラーです。
2階級制覇を狙うマーロン・タパレスにKO勝ちした岩佐亮佑。ブルックリンのリングで強烈なインパクトを見せつけた。 「負けも将来に繋がる」という考え方は、スポーツ界にはびこる陳腐なクリシェ(決まり文句)に過ぎないと思う人もいるかもしれない。 プロスポーツでは当面の試合に勝った方が良いに決まっているし、負ければもう2度とチャンスを貰えない選手もいる。しかし、手痛い挫折が糧になることが本当にあると分かりやすい形で示したのが、12月7日に行われたIBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦だった。 ブルックリンのバークレイズセンターで、元IBF世界スーパーバンタム級王者・岩佐亮佑(セレス)が2階級制覇を狙ったマーロン・タパレス(フィリピン)に11回1分9秒TKO勝ち。中盤ラウンドからペースを掴み、最後は強烈な左ストレートでダウンを奪っての鮮やかなKO勝利だった。 岩佐がタパレスに完勝した意味。 「自分
野球殿堂の記念試合も行われるクーパーズタウンのダブルデイフィールド。こういった雰囲気のスタジアムがなくなっていくのか。 マイナーリーグ再編問題で、ここ2カ月ほどアメリカが揺れている。 MLBコミッショナーのロブ・マンフレッドが、「マイナーリーグに属する176球団中、42球団を削減するプランがある」と発言したことに対して、方々から火の手が上がっているのだ。 MLB機構とマイナーリーグ(MiLB)機構との間には、以前からPBA(professional baseball agreement)と呼ばれる協定が結ばれている。 マンフレッドは、その協定が2020年のシーズン終了後に切れるのを機に、「メジャー各球団が保有する選手の上限を150名とし、これまで40巡まで設定されていた新人ドラフトを20巡ないし25巡までに抑えたい」と述べたのだ。 削減の対象は、大リーグの下部組織に属する零細球団が大半を占
(安田 峰俊:ルポライター) 1999年に開設された「2ちゃんねる(以下、2ch)」はかつて世界最大規模のネット掲示板として名を馳せたが、2010年代初頭からユーザーの高齢化や運営者の内紛などを理由に、ごく一部の板(コミュニティ)を除いて勢いを失った。2017年には「5ちゃんねる」に改名され、分派として開設された類似サイトもあまりパッとしない。 ただし往年、2chが日本のネットカルチャーを代表する存在だったのも確かだ。不謹慎ネタを好み「便所の落書き」と揶揄される劣悪なデマや誹謗中傷が渦巻いていたいっぽう、タテマエやきれいごとを嫌うカルチャーゆえに、大手メディアが報じない際どい情報や庶民の本音が大量に書き込まれていた。加えて当時は2chが情報の「最先端」だったことで、一部のインテリ層と思われる人々も活発に書き込みに参加していた。 度の過ぎた悪ふざけや暴露行為と、たまに見せる意外な頭の良さと反
大手通販サイト「楽天市場」を運営する楽天(東京)が打ち出している「送料無料」の方針について、公正取引委員会が楽天に「独占禁止法違反のおそれがある」と伝えていたことが、関係者への取材でわかった。アマゾンに対抗するため来春の導入を目指して進められてきたが、現状のままでの導入は難しくなり、見直しや変更を迫られることになる。 【インフォグラフ】楽天とアマゾンはどう違う? 楽天に待った「全員がハッピーではない」ルール変更 楽天による送料無料の方針は今年1月に打ち出され、一定額以上を購入すれば無料とする仕組み。8月にはその価格ラインを「3980円」(税込み)と発表し、10月末には「沖縄・離島等」のラインを9800円とするとともに、制度開始を2020年3月中旬にすると発表していた。 関係者によると、楽天はこの方針について、独禁法に抵触しないかどうかを公取委に相談。それに対し公取委は、今月までに口頭で「違
13日に血管肉腫のため41歳の若さで死去した大相撲の東関親方(本名・佐野元泰さん)=元幕内・潮丸=の通夜が18日、東京・葛飾区の東関部屋で営まれ、約550人が参列した。 【写真】記憶障害、激やせの曙を花田虎上が見舞う この日昼過ぎには、同部屋所属だった元横綱でプロレスラーの曙太郎(50)も部屋を訪れて手を合わせた。かつて自身の付け人を務めた同親方のひつぎの前で対面すると、「悲しい。早すぎる」と静かに語りかけ、何度もタオルで目頭を拭った。曙は心臓疾患による後遺症で闘病中。旧知の角界関係者とも再会し、「(付け人で)一番仕事ができた」と約1時間も弟弟子のそばを離れようとしなかった。 帰り際には、部屋付きとして力士を指導する振分親方(元小結・高見盛)を呼び、「(高見)盛関、部屋を頼んだぞ」と固い握手をかわした。振分親方は「久しぶりに(横綱と東関親方の)3人で写真が撮れた」と、ほほえむ遺影の前に立ち
12月13日から3日間にわたって行なわれた「学生野球資格回復制度」の研修会を真剣な表情で受講するイチローさん。 「えっ? 本当??」 12月12日、あのイチローさんがプロ野球経験者が学生野球を指導する資格を回復するための「学生野球資格回復制度」の研修会を受講することが発表され、メディア関係者はざわめいた。 確かに、3月21日に行われた引退記者会見でも「何になるのか」を問われた際に「何になるんだろうね。(中略)でも、監督は絶対無理ですよ。絶対がつきますよ。人望がない。本当に。人望がないですよ、僕」と、答えた。 あまりにもインパクトの強い発言に“指導者になるつもりはない”と思い込んでしまった人は、ファンの方々だけでなくメディア側にも多かった。 だが、イチローさんはそのあとに自らの今後についてしっかりとヒントを残す発言をしていた。 「ま、プロの選手、プロの世界というよりも、アマチュアとプロの壁と
定食チェーン「やよい軒」が、「ちょい飲み」需要の取り込みをじわじわと進めている。公式Webサイト上のアルコールメニューは「生ビール(小ジョッキ)」(290円、税込、以下同)しかないが、一部店舗で“裏メニュー”の実証実験を行っているのだ。 その名も「やよい呑み」。8月から東京都内の一部店舗で実施していた。12月からは実施店舗を広げ、20店舗で展開しているという。対象店舗では生ビール(小ジョッキ)だけでなく中ジョッキ(390円)、ハイボールの中ジョッキ(260円)、レモンサワーの中ジョッキ(260円)を取りそろえる。それだけでなく、おつまみとして「焼き餃子」(290円)や「豚肉となすの味噌炒め」(490円)なども提供している。 広報担当者によると、これまでもサイドメニューとビールでちょい飲みする需要はあったという。そこで、新たな利用シーンとして拡大するために今回の施策を企画した。 みそ汁をアル
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