新潟時代の酒井高徳この記事の写真をすべて見る Jリーグが掲げた重要な基本理念である「地域密着」は、発足から30年が経過した中で着実に根付いてきた。その中の事象の一つに、保有が義務化されている下部組織の存在がある。2019年からは「ホームグロウン制度」が導入され、これまで以上に「育成力」が問われる中、各クラブはこれまでどのような選手を輩出してきたのか。J1在籍10年以上の24クラブを対象に“ユース最高傑作”を選出し、全3回に分けて発表したい。今回は中編。 【写真】近い将来、海外に移籍しそうな若手選手 * * * ■東京V:森本貴幸 1988年5月7日、神奈川県生まれ。元祖“怪物”FW。ジュニアユース在籍時の2004年に15歳10カ月6日の史上最年少(当時)でJデビューを果たし、15歳11カ月28日で決めた当時の最年少ゴールを含む4得点をマークして最優秀新人賞を受賞。中学生がドリブルでプロ