思い起こすのは、“ロストフの悲劇”と呼ばれる18年ロシアW杯のラウンド16、ベルギー戦の決勝ゴールのシーンである。当事者の吉田が語る。 「このチームの監督は“ドーハの悲劇”を経験している人で、W杯に3回出ている(長友)佑都くんや(川島)永嗣さんもいて、いろいろな経験や失敗を糧にここまで来ているチーム。みんなで力を合わせてやっていて、(前キャプテンの)長谷部(誠)さんにも来てもらってアドバイスを請うようなこともしている。それは日本全員で、総力で戦おうということ。 ベルギー戦の反省を生かすのは当たり前だし、ベルギー戦だけじゃなくて、ブラジルW杯など過去の大会で起きたことを経験値として伝えて、こういうことが起こり得る、そうならないようにしよう、そうなったらこうしよう、ということを事前に準備している段階。勝負を決めるのはああいうディテールだと思うので、そこを詰めていかなければいけない」
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