井川もポスティングによる移籍だったが、その金額は2600万ドル余と松坂のほぼ半額。しかしヤンキースはライバルのレッドソックスに負けない補強をしたと主張していた。ある意味、松坂以上の期待感を持たれていたが――入団会見で井川が口にしたのは中学生がカタカナを読んでいるような、たどたどしい英語だった。 井川慶のMLBでのマウンドは、期待を大きく裏切るものとなった。 デビューとなった4月7日のオリオールズ戦で5回を投げて7失点。3戦目でMLB初勝利を挙げるも、5月4日の6戦目のマリナーズ戦で5回8失点するとマイナーに降格、6月に復活するもこの年は2勝3敗防御率6.25、翌年は2試合メジャーで投げたが以後はマイナー暮らしを余儀なくされた。2年間で16試合2勝4敗71.2回、防御率6.66だった。 端的に言えば、井川慶はMLBの野球に適応することができなかった。ニューヨークのメディアはヤンキースの井川獲
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