3月21日、開幕2戦目を前にしてドジャース・大谷翔平の通訳・水原一平氏が解雇されるという衝撃的な報せが世界を駆け巡った。解雇の発端となったのは、ESPNやロサンゼルス・タイムズなどが報じた大谷の口座からの賭博業者への送金、そして水原氏の違法賭博への関与疑惑だ。そもそも、なぜ水原氏は賭博業者の“標的”となったのか。そして、野球以外のスポーツへの違法賭博でもMLBの処分対象になる理由とは? アメリカのスポーツベット(スポーツ賭博)について、海外のカジノ事情に詳しい国際カジノ研究所所長の木曽崇氏に話を聞いた。 出会いの場となった「ポーカー」 発端は3年前にさかのぼる。2021年、カリフォルニア州サンディエゴ。今月20日の開幕戦で対戦したパドレスのお膝元で水原一平氏はポーカーを楽しんでいた。水原氏は“プレーヤー”として、一人の男と出会う。現在、違法賭博などの疑いで捜査を受けているマシュー・ボウヤー
![なぜ水原一平通訳は“狙われた”のか? カジノ専門家が解説する違法賭博業者の思惑「大谷翔平に近い立場」「業者のゴールは八百長」(齋藤裕(NumberWeb編集部))](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d164088613bd7482b93791951506dde2879896d9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fd%2Ff%2F-%2Fimg_df07fa9c2a1c9d854f016b9e863ec72c57819.jpg)