日本から遠く離れたアメリカの地で、彼の代名詞とも言える言葉にピッチを響かせた。 「ブラーボ!!」 テクニカルエリアを行ったり来たりしながら戦況を見据える人物は、いいプレーが出ると決まって選手を鼓舞するように声を響かせる。その言葉はいいプレーと悪いプレーの判断をする指標となり、チームが進むべき方向を示している。 ADVERTISEMENT 横内昭展コーチ。サムライブルー(日本代表)とU-22日本代表を兼任する森保一監督とはマツダやサンフレッチェ広島でともに選手として時間を過ごした間柄で、広島が2連覇を果たした時には監督とコーチとして共闘。その後、森保監督の要請を受けて五輪代表チームのコーチに就任し、現在では日本代表のコーチも担う人物である。 そんな森保監督の右腕と言える存在は、来年に迫った東京五輪に挑むU-22代表にとって欠かせないピースの1つと言って過言ではない。 森保監督と横内コーチの信
イビチャ・オシムに日本対エクアドル戦の話を聞いたのは、試合の翌々日だった。初戦のチリ戦は見たが、日本が引き分けたウルグアイ戦は見ることができなかったオシムは、やはり引き分けに終わり準々決勝進出を逃したエクアドル戦を高く評価している。いったいオシムは、エクアドル戦に何を見たのか。コパ・アメリカでオシムが見出した日本の真実とは何であったのか。オシムが語った。 16番は期待以上の優れた逸材だ。 ――元気ですか? 「ああ、君はどうだ?」 ADVERTISEMENT ――元気ですが、パリはすごく暑いです。 「この季節に雪は降らないからな(笑)。女子の試合(ワールドカップ・ラウンド16の日本対オランダ戦。ちなみにオシムは日本対イングランド戦はテレビで見ている)は見られなかったが、男子の試合(日本対エクアドル戦)は見た。技術的には悪くなかった。チームが試合を重ねるごとに進化しているのはわかるし、見ていて
上々のスタートと言っていい。 9月11日に行なわれたテストマッチで、日本代表はコスタリカを3-0で退けた。森保一監督は初陣を白星で飾ったわけだが、結果はもちろんふたつの理由でこの試合は評価できる。 ひとつはシステムである。 ADVERTISEMENT 森保監督が好むシステムと言えば、すぐに連想されるのは3-4-2-1だろう。サンフレッチェ広島で3度のJ1リーグ優勝を成し遂げたオーガナイズは、兼任するU-21日本代表でも軸足となっている。 しかしコスタリカ戦の日本代表は、4-2-3-1のシステムで戦った。トップ下の南野拓実が1トップの小林悠と横並びにもなるが、2トップと言える立ち位置を取るのは主にディフェンスの局面である。いずれにせよ、最終ラインは4バックだった。 森保監督が思い描くのは、ロシアW杯の日本代表だ。 ロシアW杯でベスト8に迫った西野朗前監督のチームは、攻撃ではカウンターとポゼッ
[8.24 U-20女子W杯決勝 U-20スペイン 1-3 U-20日本] U-20女子ワールドカップは24日、フランス・バンヌで決勝戦を行い、ともに初優勝を狙うU-20日本代表とU-20スペイン代表が対戦した。劣勢だった前半に先制点を奪った日本は後半にも2点を奪取。3-1での快勝でフィニッシュを飾り、世界で初めての女子W杯全世代制覇を果たした。 2011年にはフル年代のW杯を制し、14年にU-17年代が世界の頂点に立った日本代表にとって、U-20年代で優勝すれば3世代でのW杯制覇。これまでその偉業を成し遂げた国はなく、壮大な夢に挑戦する“ヤングなでしこ”がこの日、準決勝で開催国フランスを破ったスペインとの決戦に臨んだ。 フォーメーションは4-4-2。GKスタンボー華(INAC神戸)が最後尾に構え、最終ラインには左からDF北村菜々美(C大阪堺L)、主将のDF南萌華(浦和L)、DF高橋はな(
非常に残念ですが、日本のベスト8への夢は潰えました。 本当にあと少しでベスト8という所だったので気持ちの整理に時間が必要だった人も多いんじゃないでしょうか。 本日はそんな日本対ベルギーの試合のレビューをお送りします。結果は2-3で日本は逆転負け。あと20分守れたらベスト8という所まで来てたんですがね・・・。気持ちが落ちてついてから見返してみると色んな事がわかりました。今日はそんなレビューになります。 日本対ベルギー、スターティングメンバーとフォメ まず、日本対ベルギーのスタメンですが、 こうなってました。日本は4231で、大迫のワントップに2列目は乾香川原口、ボランチは長谷部柴崎、4バックは長友昌子マヤ酒井の並びです。ちなみに試合が行われる前にポーランド戦でのスタメン流出が問題となり、長友と本田がメディアに「情報流出止めて!」的なメッセージを出す異常事態が起きてます。このメッセが出た時には
無念。。 まさかここまで歓喜に溢れた90分になろうとは思いもしませんでした。ベルギーが日本をリスペクトする感じはあまりなかった(ある程度舐めてくるだろうなという予想はあった)ですが、口では「2-1で勝つ」といいつつ、実際には0-2くらいで完敗なのではというのが偽らざる気持ちであり、前半の想定以上の出来、後半直後の先制、追加点。序盤から飛ばしに飛ばしていて最後しんどくなりそうだとは思っていましたが、それでもしんどい時間帯を前にこの流れ、乗り切っていけるはず……そう思っていました。 が……ベルギーの2枚替えからポジションのズレとボランチ横付近のスペースが目立つようになり、その修正がなかなか出来ないままに立て続けに2点。1点目は「不運」だったと思いますが、2点目は完璧にやられた感。その後日本も本田と蛍を入れて、中盤を前後とも整備し直してなんとか状況は持ち直し、でも運命のロスタイム、延長戦は厳しい
この衝撃をなんと表現したらいいのだろう。 W杯とは、こんなにも残酷な舞台なのか。 「2年前の二の舞になるかと思った」 ADVERTISEMENT マンオブザマッチが登壇する試合後の記者会見で、ベルギーのエデン・アザールはそういって安堵の表情を浮かべた。2016年のEUROの準々決勝で、彼がキャプテンを務めるチームはウェールズに1-3で敗れている。 7月2日のロストフ・アリーナのピッチで、27歳の背番号10は伏兵に足をすくわれた記憶を思い起こしていた。 もっとも、敗戦を覚悟したわけではない。「1点取ればまだいける」との思いに奮い立つ。指揮官ロベルト・マルティネスもまた、決定機を逃し続けるチームに強烈なカンフル剤を打ち込む。65分、マルアン・フェライニとナセル・シャドリの2枚替えに出るのだ。 ピッチ上の色彩が、ここから一気に変わっていく。 ベルギーの圧力に抗い、攻め返した前半。 ベルギーのベン
試合内容、結果ともに賛否両論ありましょうが。 個人的な「感傷」ポイントはやはり最後20分のボール回し。かつての日本代表の試合では、なんて言われてたか知ってますか。 こういうとき、強豪国だったら無理に攻めたりせず、自陣でボールを回しながら上手く時間を使っていくもんだよ。でも日本にはその技術はないし、逆にボールを奪われて失点するのが関の山だから、そうなるくらいなら次の得点を狙って攻撃していくのが良いんだ。攻撃こそ最大の防御だよ。 「攻撃こそ最大の防御」、それ単体では意味がある言葉ですが、このシチュエーションでは単純に技術の足りなさや、巧いゲームメイクが出来ないことへの言い訳でしかありませんでした。現在のスコアで止めたいのであれば、ボールを回し続けることは有効だ、それはもうずっと前から常識で、でも日本代表には出来ないことだったんですよ。 その日本が、決勝進出がほぼ決まった段階で、ボールを回して時
【岡田バージョン】 まさに伝説試合 日本 対 セネガル 【無編集】 さてやって参りました、最後の大一番でございます。 いろいろと細かい条件はありますが、それが間違っているのを承知で、 「勝てば決勝トーナメント進出、負ければ予選敗退」 が、一番わかりやすい認識かなと思います。 もちろん引き分けでも十分なんですけどね。覚悟的な話として。 対戦相手のポーランドは、レヴァンドフスキというスーパーFWを擁する強豪チームですが、コンディションが合わなかったのか戦術的な問題を抱えてるのか、今大会はここまで2連敗でレヴァンドフスキがチームに文句を言い始めるなど、およそ良いとは言いがたい状態ですが、それでも日本より格上であることに変わりはなく、楽観は出来ません。ていうかなんでポーランド点取れないんだろうな。不思議。多分今日の試合のレポートを id:pal-9999 さんがしてくれるはずなので、そこでわかるで
かくもスリリングな攻防を日本代表が演じるのは、いったいいつ以来だろう。セネガルに先制され、追いつき、突き放され、また追いついた。6月24日に行なわれたグループリーグ第2戦は、2-2のドローに終わった。 勝点1を分け合ったのは同じでも、結果の受け止め方は対照的だ。 「正直に言って、みんなとてもがっかりしている。勝てると思っていたのに」 ADVERTISEMENT こう話したのはセネガルの主将サディオ・マネである。指揮官アリウ・シセも、失望感を隠さなかった。 「もちろん残念に思っている。日本のほうがいいプレーをしていたのでは。今日はあまりにもミスが多かった」 セネガルのあとで記者会見に臨んだ西野朗監督も、満足感に包まれていたわけではない。「相手のコンタクトやスピードに徐々に慣れていったので、これは好転していくという感じがあった。徐々に日本のほうが走れたし、ボールも動かせた。勝ち切りたかったとい
期待はありました。ありましたが、期待を持つことと、そうだと予想することとは全然別の話であって、少なくともコロンビアに勝つなんてことは予想出来ませんでした。仕事中にもたらされた「香川が1点入れたらしい」「PKらしい」「コロンビアは10人になったらしい」という情報。仕事を切り上げて駆けつけたウェラーズでスコアが1対1になっていて、入れられた1点が川島御大のやらかしだと聞かされて一層頭の中がはてなだらけになりつつ、後半の試合を追う。人数で上回っているものの、香川・乾の動きはパラグアイ戦ほどではない感じ、大迫は相変わらず体張っていてすごい、辺りが最初の印象。ついで、長友が左サイドで効いてるのと、右サイドの酒井宏樹が攻撃面でもかなり目立った動きをしていていやほんとに上手くなったなあというのと、センターサークル付近余裕あるせいか柴崎がかなりのびのびプレーできてるのと。麻也さん昌子も安定してるし、原口は
サッカー日本代表の欧州遠征から外れたMF香川真司(28=ドルトムント)が、復権に懸ける思いを独白した。異例の行動となった10日ブラジル戦、14日ベルギー戦のスタンド観戦後、初めて口を開き、代表への覚悟を「これ以上ないほど考えた10日間」と告白。攻撃面に生き残りの活路を見いだし、来年6月のW杯ロシア大会へ再起の1歩を踏み出した。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 非公開調整を終えた香川が、ドルトムントの練習場から愛車で姿を見せた。突然の直撃に驚きながらも、運転席の窓を開け「自分が多くを語る必要はないのかなと思います」。しかし、今の香川真司の考えを聞きたいと食い下がると、遠くを見た後に「少しだけなら」と律義に車から降りた。 「実は10%くらい(招集外を)想定していたけど、90%は自分がメンバーに入る前提で、どう欧州遠征に向かうか考えていた」。迎えた10・31。落選-。「驚きは正直あったけど、
▼GK 1 川島永嗣(メス/フランス) ▼DF 5 長友佑都(インテル/イタリア) 22 吉田麻也(サウサンプトン/イングランド) 19 酒井宏樹(マルセイユ/フランス) 3 昌子源(鹿島アントラーズ) ▼MF 17 長谷部誠(フランクフルト/ドイツ) 16 山口蛍(セレッソ大阪) 2 井手口陽介(ガンバ大阪) ▼FW 14 乾貴士(エイバル/スペイン) 15 大迫勇也(ケルン/ドイツ) 18 浅野拓磨(シュトゥットガルト/ドイツ) □控えメンバー ▽GK 12 東口順昭(ガンバ大阪) 23 中村航輔(柏レイソル) ▽DF 20 槙野智章(浦和レッズ) 21 酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ) 6 三浦弦太(ガンバ大阪) ▽MF 10 香川真司(ドルトムント/ドイツ) 13 小林祐希(ヘーレンフェーン/オランダ) 7 柴崎岳(ヘタフェ/スペイン) ▽FW 9 岡崎慎司(レスター/イングラ
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