日本が韓国にホウ素支援を要請、「可能な限り支援」 【ソウル15日聯合ニュース】東日本大震災に伴い発生した福島の原子力発電所事故で日本国内の危機感が高まる中、日本政府が韓国政府に対し原子炉の冷却に必要なホウ素の緊急支援を要請した。 知識経済部などが16日に明らかにした。日本政府は15日にホウ素数十トンの支援を要請してきたという。 ホウ素は核分裂を止める減速材として使われる。日本は現在、事故が起きた原発の原子炉の爆発を防ぐためホウ素を海水に混ぜて投入しており、膨大な量のホウ素が必要な状況だ。 知識経済部の崔重卿(チェ・ジュンギョン)長官は15日に開かれた対日支援を講じるための官民合同対策会議で「在庫が足りなくなっても、まずは日本にホウ素を支援するのが先だ。不足分はあとで補えばいい」と指示した。 それだけ日本の状況が緊迫しており、韓国政府も危機に陥った隣国をただ見守っているわけにはいかないと判断