鹿児島県東串良町に、蓄電池システムを併設した低圧連系の太陽光発電所がある(図1)。連系出力は48.6kWで、太陽光パネルの出力は約122.4kWと過積載率は2.5倍近い。ここに容量が270kWhの蓄電池を併設している。 開発・運営しているのは、エイワット(大阪府堺市)である。 同社は、栄和鉄工所として1972年に設立され、1990年代から太陽光発電や風力・水力発電などの再生可能エネルギー発電を手がけてきた。火力発電設備などにも関わってきた柴田政明社長の経験をいかし、再エネ発電では開発から施工、運営まで手掛けている(関連コラム:影による発電量の低下を最小化、パネル単位の制御・監視システムの効果)。 鹿児島の蓄電池併設型太陽光は「EIWAT SOLAR STORAGE I」(エイワット ソーラー ストレージ ワン)と称し、2017年1月に売電を開始した。固定価格買取制度(FIT)による売電価格
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