白洲信哉著 『白洲スタイル』(飛鳥新社) が発売されています。 白洲信哉の生活スタイル、美意識は どのように形成されたか。 白洲次郎さん、白洲正子さん、小林秀雄さんの エピソードとともに、青年白洲信哉が 次第に自らの道を見つけていく、 その魂の探求の過程が描かれています。 白洲信哉自身の瞠目すべき言葉が散りばめられ た本書。 鋭さと愛が同居した時に世界は どれほど清新な顔を見せてくれるか、 改めて認識させられます。 そして、私と白洲信哉の対談も掲載されて います。 この対談は、当事者が言うのも何ですが、 近来の傑作と言って良いのではないでしょうか。 白洲邸で心尽くしの酒肴でもてなされた、 という状況のなせるわざか、 まったく持って、お互いに言いたいことを 自由闊達に言ってしまっている。 「言い過ぎた!」と少し後悔をしていると しても、それは青嵐のごときさわやかな 後悔であります。 この本は