僕は昔から「やるべきこと」に突き進んで生きているのが好きなので、どうにも「食べること」に関心が薄かった。 漫画家が締め切りに追われ、ペン入れをしながらおにぎりを食べる 、みたいなのに憧れていたのもある。 実際何回も観た手塚治虫のドキュメンタリーには、本当におにぎりを食べながら漫画を描くシーンが出てくる。 「私は何かに夢中なので「食べ物」なんかに構っている場合ではないのだ」 みたいなモードに酔いたいのだ。 ホント馬鹿だ。 なので1時期聴いていた「バナナマン」のラジオなんかは、そういう理由で聴くのを辞めた。 彼らの話は面白いのだけど、その話の内容のほとんどが「何が美味しいか」という話なのだ。 少しは楽しく聴けるのだけど「また食べ物の話か・・」と思うようになって、気がつくと聴くのを辞めていた。 なんかそういう話は「無駄な感じ」がしていたのだ。 でもどうなんだろう? 食べ物を語るのはそんなに「無駄