タイ・バンコクの王宮を訪れた中国人の団体旅行客(2023年9月10日撮影)。(c)Lillian SUWANRUMPHA / AFP 【9月30日 AFP】中国人観光客にとってタイは、水掛け祭りやランタン祭り、美食などで知られる楽園だった。しかし、映画やSNSを通じて危険な無法地帯だとのイメージが広がり、訪問客が激減している。 タイは観光立国だが、特に中国人観光客への依存度が高い。政府統計によると、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)前の2019年、中国からの訪問客は1100万人と過去最高を記録し、全観光客の4分の1を占めていた。 ところが、今年に入ってからの中国人観光客数は230万人にとどまる。 政府は中国人観光客を呼び戻そうと躍起になっており、9月からはビザを一時的に免除している。 しかし、中国のSNSで、タイでは観光客が誘拐され、ミャンマーやカンボジアにある詐欺グループ
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