先月12日から始まった4回目の緊急事態宣言。しかし、人出は思うように減らず、感染は拡大、首都圏を中心に医療体制は危機的な状態になっている。新型コロナ対策を担ってきた官僚たちは焦りを募らせている。 (霞が関のリアル取材班 杉田沙智代)
東京都内では27日、新たに4227人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、5日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。 一方、重症患者と、入院している人はいずれも過去最多となり、医療体制の危機的な状況がさらに深刻度を増しています。 また都は、自宅療養中に死亡した1人を含む18人の死亡を発表し、1日としては今回の第5波で最も多くなりました。 東京都は、27日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて4227人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。 1週間前の金曜日より1178人減り、5日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。 27日までの7日間平均は4184.6人、前の週の88.6%で、7日間平均が前の週を下回るのは3日連続です。 ただ、都の担当者は「先週はお盆休みだったので特殊な期間だったことが影響している可能性がある。まだ高い水準で減少
新型コロナワクチンの「3回目接種」が世界的に加速している。イスラエルでは8月1日から3回目接種を開始しており、日本でも来年以降に3回目を検討している。そんななか、日本国内ですでに「4回目」を打った人物がいる。 「勤め先の社長から『お前のこと新聞に載ってるぞ』と言われて驚きました。不正に4回打ったことは反省しています」 そう語るのは、北海道・弟子屈町に住む80代男性のA氏だ。 町外の医療機関に出入りする仕事をしているA氏は、今年4月と5月に医療従事者枠でファイザー製のワクチンを先行接種した。しかし、6月と7月にも自治体の高齢者枠でファイザー製ワクチンを打ち、計4回接種したことが報じられ波紋を呼んだ。 「先行接種した際、病院から『高齢者向けの接種券は破棄してください』と告げられましたが、それを無視して3回目以降を打ちました。打てば打つほど免疫力が上がるはずだと思ったんです。 病院に出入りしてい
念願のマンションを購入して住みはじめると隣人とのトラブルに悩まされたり、騒音などにより生活に支障をきたしたり、予期せぬ問題が発生することがある。 自営業の山田一郎さん(50代=仮名)の場合は、耐えきれないほどの「悪臭」に襲われたことだった。 異臭、害虫発生で原因不明の体調不良に… 山田さんは住環境の良さと眺望に惹かれ、2016年に千葉県浦安市の住宅街に新築された10数階建ての大型マンションを選び、事業を兼ねて最上階の角部屋とその隣室を購入した。 山田さんが振り返る。 「住みはじめてすぐに、バルコニーに出た時に異臭を感じるようになり、窓を開けると異臭が部屋に入ってくるようになりました。臭いは次第にきつくなり、洗濯物をバルコニーに干せなくなって、窓を開けて換気することもできなくなったのです」 悪臭だけではなかった。 住みはじめて1年過ぎる間に、数百匹の羽アリが大量発生し、強烈な臭いを発するカメ
日本特有の現象として知られている同調圧力。『同調圧力の正体』(PHP新書)によると令和になりそれがタテ(秩序)ではなくヨコ(正義)から発生しているという。会社内でも同調圧力の空気に悩まされる人も多いと思うが、それにどう対処し、振る舞えばいいのか。著者であり同志社大学政策学部教授の太田肇氏に聞いた。(清談社 沼澤典史) ● 日本で同調圧力が 発生する3つの要因 長引くコロナ禍で、これまで以上に息苦しい日常を感じている人も多いだろう。営業している飲食店は嫌がらせや密告をされ、マスクの有無で電車内ではけんかが起きる。このような周囲と同じ言動を強制することは同調圧力と呼ばれ、日本では学校や会社などあらゆる場所にはびこっている。 同調圧力の発生について、太田氏は3つの要因があると指摘する。 「同調圧力の要因の一つ目は『閉鎖性』です。日本は島国であり他国に比べて移民も少ない。さらに企業では終身雇用、年
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