ザハ・ハディド・アーキテクツがデザイン監修した「新国立競技場」の基本設計が28日にまとまり、初めてパースと模型が公開された=写真。基本設計の担当は、日建設計・梓設計・日本設計・アラップジャパンJV。ザハ氏のデザインを生かしながらフレームワーク設計(基本設計条件)を反映して、具体の基本設計に落とし込んだ。 施設規模は、S一部SRC造地下2階地上6階建て延べ21万0878平方メートル。延べ床面積は、屋根の変更に伴い設計条件時(総延べ約22万5000平方メートル)よりも縮小した。建築面積は7万3225平方メートル。免震構造を採用している。 基本設計条件時に、コンサートなど文化的な施設利活用拡大の観点から同会議が設置を強く求めていた開閉式屋根は「開閉式遮音装置(屋根)」に変更し、折りたたみ膜構造とした。 概算工事費は1625億円で、内訳は本体整備に約1388億円、周辺整備約237億円。工期は15年