チョウやガの研究者で構成する日本鱗(りん)翅(し)学会の東北地区自然保護委員長で弘前市在住の工藤忠さん(57)と長男の誠也さん(26)=弘前大学大学院=が約20年前に岩木山で採集したガが新種であることが分かり、10月に発行された日本蛾類学会の学会誌「TINEA」(英文)に掲載され世界に紹介された。工藤さんは新種を「ミチノクスカシバ」と命名。専門家は新種発見を「大きな驚き」と話している。 ミチノクスカシバは、スカシバガ科の一種。日中に飛ぶガで、見た目がハチに似ているのが特徴。羽を広げたとき(羽の差し渡し)の長さは22〜30ミリ。今回、新種の決め手となったのは交尾器の形で、通常は棒状だが、ミチノクスカシバは、先端が二手に分かれている。 工藤さんが、この新種を発見したのは20年ほど前。「岩木山でチョウの写真を撮っているときに見つけていた」という。当時はスカシバガの研究が一般的ではなく「ハチで
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