時代遅れのソフトプラットフォームに数百万人の熱心な固定ユーザーがついていたことから、Palmのソフト事業がハード事業から分離されたときには、ソフトの進化がハードに反映されにくいことが既に目に見えていた。ソフト事業を率いたデビッド・ネイゲル氏は奮闘に奮闘を重ね、そして力尽きた。 何が問題だったのかといえば、Palmは成功しすぎたのだ。 Palm Pilotは登場と同時に空前の大ヒット商品となり、初代ウォークマンを上回る勢いで毎月うなぎ登りにユーザーが増えていった。キーボードがないちっぽけなハンドヘルドデバイスは世界を驚かせ、ソフトの世界では対応プログラムの開発ラッシュが起こった。 この圧倒的な成功を受け、開発元のPalm ComputingはU.S. Roboticsに買収された。当時のU.S. Roboticsは躍進中のモデムメーカーで、業界首位のHayesを追撃するとともに企業ネットワー
米IBMが、回転式ディスプレイを備え、タブレット型コンピュータとして使えるThinkPadを開発した。米連邦通信委員会(FCC)が公開した文書により明らかになった。 「ThinkPad Tablet Series X41」はThinkPadシリーズのトレードマークである黒い筐体をまとい、外観は同シリーズのほかのモデルと似ている。ただし、X41 Tablet Seriesのディスプレイは180度回転させて、キーボード上に折り重ねることができ、ノートPCをタブレット型コンピュータに変形させられるとこの書類には記されている。 さらに、このモデルのディスプレイにはデジタイザが含まれ、タブレットモードの時に付属のスタイラスを入力装置として利用できるという。 FCCが公開した書類にはX41 Tablet Seriesの写真も含まれ、MicrosoftのWindows XPを走らせているところが写ってい
Lenovo Groupは6月6日、ThinkPad製品ファミリーにTablet PCのコンセプトを取り入れることを発表する。 4月に米連邦通信委員会のWebサイトで認可書類が公開されたおかげで、Lenovoは突然の発表で世間を驚かすことはできなくなったが、同社はMicrosoftのTechEdカンファレンス初日に「ThinkPad X41 Tablet」を正式発表することを決めた。既報の通り、X41はコンバーチブル型Tablet PCデザインで、通常のノートPCとしても、タブレット型デバイスとしても使用できる。 X41の12.1インチスクリーンは、タブレットモードで使うときは回転させてキーボード上に折り重ねることができる。このデザインはキーボードのないピュアタブレット型よりも人気が高いことが分かっている。 医療従事者など特定市場のThinkPad顧客の間でTablet PCを求める声が高
>> 某大手サイトの「4つのやりません宣言」 驚天動地の発表 某大手サイトが昨日「4つのやりません」を公言した。 このサイトでは第三者から攻撃を受けて下記のような事態が発生した。 ・サイトが改ざんされて、閲覧者にウイルスをばらまく状態になったのを知っていながら数日間放置 ・メールアドレスが多数漏洩 ・サイト閉鎖、システム入れ替えして再開 今回の事件に対して某大手サイトでは「4つのやりません宣言」を発表した。 ・過失は認めません ・サイトを見てウイルス感染した被害者へは補償しません ・サイトからメールアドレスを漏洩してしまった被害者へは補償しません ・原因については公表しません これは今回のことだけなく、将来に向けても同様のことを公言したようなものである。 ・第三者から攻撃を受けて問題がおきても自社の過失は認めません ・サイト利用者に被害が
5月14日から10日間,不正アクセスを受けてサイト「価格.com」を閉鎖していたカカクコム。5月24日にセキュリティ対策を終えた一部のサイトを再開した。だが同社の不正アクセス対応を巡っては,侵入手口を公開すべきと指摘する声も少なくない。今回の対応の真意について,穐田誉輝・代表取締役CEO(最高経営責任者,写真=5月25日の会見時のもの)に聞いた。 --不正アクセスが発覚した5月11日時点で,なぜ即座にサイトを閉鎖しなかったのか。 今から振り返れば,そうすべきだったと思う。だが当時は,何が原因か特定できないままサイトを閉鎖することは,多くのユーザーや出店者に迷惑をかけてしまうと考えていた。それよりは,サイトを運営しながら理由を突き止めて対策を打つのがよいと判断した。それが発覚してから3日間,サイトを閉鎖しなかった背景にある。 11日に不正アクセスを受けた時点では,被害の実態が把握できなかった
職場のストレスからうつ症状を訴える技術者が増えている。精神障害関連の労災請求件数は右肩上がり。2004年度の請求件数の4分の1が、SEやデザイナーなど「専門技術者」だった。成果主義が広がり、し烈な国際競争にさらされた結果、ストレスを溜めこんでうつになってしまうという。 メンタルヘルス対策をITでサポートする企業・ライフバランスマネジメントの渡部卓社長は「従業員のストレス問題は経営リスク」と指摘。経営者レベルで対策に乗り出すべきというが、日本企業の理解は進んでおらず、従業員は自己防衛するしかないのが現状だ。 渡部社長によると、サラリーマンのストレス要因の筆頭は人間関係。同僚や上司、部下、家族との関係に悩むサラリーマンは多い。リストラの影響で、上司との関係に悩む30歳前後のサラリーマンが特に増えている。 「リストラの結果中間管理職が減り、上級管理職が若手を直接見るようになった。間に人を通さない
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