1 :有明省吾 ◆BAKA1DJoEI :2013/02/18(月) 19:53:31.69 ID:???0 ★憂楽帳:人を招けば… 学生運動が盛りの1969年、一人の青年がデザインの修業にミラノへ渡った。驚いたのはモノの美しさ以上に、生活の豊かさだった。 イタリアは日本と同じ敗戦国だが、生活を豊かにする施策を打ち出していた。ポイントは家の広さと、人を招く暮らし。 農家を別荘にし、自宅は間仕切りを取って広くした。来客を意識し、質も高まった。暮らしがデザインを磨き輸出産業を生んだ、と理解した。 今や世界的な工業デザイナーとなった喜多俊之さんが昨年末、自らの経験を「デザインの探険1969?」という本にまとめた。 当時、日本もイタリアを追うと思っていた。しかし戦後の狭い家が「住」へのあきらめとなって定着。 一方で部屋はモノに占拠され、今や「家が納戸になっている」と喜多さんは嘆く。 話を聞いている