米テスラのテキサス州新工場計画など大手テクノロジー企業のシリコンバレー離れの動きが相次いでいるが、それを支えるのが、全米に広がる技術系スタートアップの起業熱だ。CBインサイツが全米50州と首都ワシントンのトップスタートアップを地図にまとめたところ、これまで多かった西海岸やニューヨーク周辺だけではなく、米国全域で有力スタートアップが育っていることがわかった。テックブームは多くの新興企業を輩出して
気候変動への対策は、典型的な「国際公共財」の問題をはらむ。対応をとった国も怠った国もあまねく恩恵を受けるため、"ただ乗り"する欲求にかられた各国は取り組みに二の足を踏む。だが、ここへきて局面が変わり、各国が構想を競い始めた。気候変動をめぐる政策が、覇権争いの手段として重みを増しているためだ。脱炭素を掲げるバイデン米次期政権の参戦で攻防が激化するのは必至。環境分野を舞台とする「グリーン地政学」の号
横浜市立大学の研究チームは2日、新型コロナウイルスの感染者のほとんどが、再感染を防ぐ抗体を半年後にも持つことを確認したと発表した。症状の重かった人ほど強く残る傾向だった。国内で抗体の持続を調べる大規模調査の公表は初めて。少なくとも半年間は再感染のリスクを低減できる可能性があるという。2月以降に感染確認した376人について半年後に、血中にある再感染を防ぐ「中和抗体」の働きを調べた。対象者は重症の
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に猛威を振るうなか、あらゆる薬剤に耐性を持つこともあるスーパー(超多剤)耐性菌「カンジダ・アウリス(Candida auris、カンジダ・オーリスとも)」の感染が一部で拡大していると、医師たちが警鐘を鳴らしている。
家で自炊する機会が増え、献立に悩む人も増えたのでは。食感にこだわったり、人気店の味を再現したり。食卓をにぎやかにする個性派ふりかけを、専門家が選んだ。今週の専門家▽青柳崇子(日本フードアナリスト協会理事)▽岡本ゆかこ(フードスタイリスト)▽片山真一(五つ星お米マイスター)▽金子あきこ(管理栄養士)▽河瀬璃菜(料理家)▽五藤久義(三越伊勢丹バイヤー)▽関克紀(Tokyo Onigiri Labo代表取締役)▽滝村雅晴(パパ料理研究家)▽野口英世(フードスタイリスト)▽船久保正明(五つ星お米マイスター)▽松江慎太郎(一般社団法人国際ふりかけ協議会代表理事)▽吉田慎治(食楽副編集長)(敬称略、五十音順)
人間は考える葦(あし)――。フランスの哲学者パスカルは、人間は弱い存在だが考えることができるゆえに尊いと説いた。だがウイルス研究が進展した今、人々の心を操るウイルスの影がちらつく。「その意思決定は本当にあなたたち人間が下したのですか」。ウイルスのささやき声が聞こえた気がした。映画「スター・ウォーズ」に、怒りや憎しみなどの感情が生む負のエネルギーを描いた場面がある。このエネルギーをあがめる人々を「シスの暗黒卿」という。最近、「暗黒世界」に人々を誘う「シス」と呼ぶたんぱく質の働きが明らかになった。【前回記事】ウイルスはサイコロを振る 文明の興亡、偶然が操る作り出していたのは、ほとんどの人が子どもの頃に感染する「ヒトヘルペスウイルス6」だった。東京慈恵会医科大学の近藤一博教授は、このたんぱく質がうつ病の引き金になる証拠を突き止め、
信じがたいのですが、あなたたちが気にかける異常気象や地球温暖化の行方はウイルスのさじ加減一つで大きく変わるかもしれません。広い海で大量のウイルスが暗躍し、温暖化ガスの二酸化炭素(CO2)の吸収量を減らす恐れがあるというのです。ウイルスが空高く舞い上がり、雲や雨粒をつくることもわかってきました。ウイルスが操る気象や気候のもとで、人類や生命は生かされているのです。【前回記事】縄文人からウイルス発見 「日本人の起源」伝える使者地球は極端な異常気象や温暖化を防ぐしくみを備えている。人間の活動がCO2を出しても森林や海が吸収して気温上昇を和らげる。人間活動に伴うCO2の3割を取り込むのが海だ。毎年20億トンを超える炭素が海水に溶け込む。米ライス大学によると、海の立役者の一人に海中を漂うシアノバクテリアがいる。炭素をたらふく食べ、体内に蓄える。ところがライス大は5月、海のウイルスが
今の自由は豊かさにつながっていますか――。「1万年前の農耕社会の開始以来、初めて世界人口の過半数が貧しさから脱した」と米ブルッキングス研究所が宣言した2018年。民主主義を育んだ先進国では中流がすでに地盤沈下していた。1970年代に6割を占めた米国の中間層は5割程度に細った。コロナ禍はその沈下を早める。国際労働機関(ILO)によると、1~9月の世界の労働所得は前年同期比10%減、金額換算で3兆5千億ドル(約360兆円)減った。【関連記事】自由のパラドックス 「パクスなき世界」を考える 民主主義、少数派に 豊かさ描けず危機増幅 民主主義、再生の道は 岩間陽子氏と室橋祐貴氏が対論 新興国の優等生タイ。4~6月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期比12.2%減とアジア通貨危機の1998年以来の落ち込みだった。首都バンコクでは7月から反体制デモが続く。「経済はひどい。政府に国を統治する能力はない
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く