サイバーセキュリティ対策に“100%の防御”は存在しない。どんなに万全を期して臨んでも、防御を突破される可能性はゼロにはならない。多くのIT/セキュリティ担当者は、こうした心構えで日々の業務にあたっているはずだ。 だが、それを理解していたとしても、いざサイバー攻撃が発生して社内の端末が次々と稼働停止に追い込まれたら――果たしてあなたは慌てずに対応できるだろうか。そんな危機感や焦燥感を擬似的に体験できるのが、IBMがオンライン公開しているサイバー攻撃シミュレーションゲーム「Terminal」だ。 IT担当者/管理職/経営者の視点でインシデント対応を体験する ゲームの舞台は、とある国際空港。ある朝、原因不明のシステム障害が発生し、IT担当者であるプレイヤーは対応に借り出される。しかし、対応を行っても状況は改善されず、複数のシステムが次々に稼働停止していく。その影響は空港の幅広い業務や航空会社、
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