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mysteryとReviewに関するnoreplyのブックマーク (27)

  • 1957~1987年あたりの本格ミステリ作家達2

    1 :前スレの>>3:2007/11/18(日) 14:49:16 ID:zDzpDUdu >ERROR:このスレッドは512kを超えているので書けません! とのことで対策は無いそうなので新規スレに移行します。 前スレ http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1143140545/ 660 :名無しのオプ:2009/02/11(水) 19:33:07 ID:UqdNiNGN >>659 661 :名無しのオプ:2009/02/12(木) 00:06:57 ID:7lPwgb/A >>657は書斎だろスルスル 662 :名無しのオプ:2009/02/12(木) 01:49:48 ID:2JxjlM5H 子供の頃一度だけ入った親父の部屋(開かずの間)は間違いなく書庫であって書斎じゃなかったぜ (あとでめっちゃ怒られた…たぶん子供が見ちゃいかんも置

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    noreply 2008/06/03
    いわゆる「衰退期」の本格ミステリについて
  • taipeimonochrome ミステリっぽい本とプログレっぽい音樂 » 「謎」の解像度 ウェブ時代の本格ミステリ / 円堂都司昭

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    noreply 2008/05/28
    "何度も讀み返したくなる一冊で、新本格以降の現代ミステリとその時代背景との連關について興味のある方には大いにオススメ"id:endingの評論集が出たのか。
  • 平成西村京太郎作品の読み方・入門篇 「十津川警部 アキバ戦争」速攻レビュー

    秋葉原に行ったことは数えるほどしかなく、ここ5年の間には1回だけ。なんだけど、巡回先(加野瀬さんとことか)で話題になってるで気楽に読めそうなもの、ということで読んでみました西村京太郎「十津川警部 アキバ戦争」。あ、ちなみにこれ、西村京太郎先生の2008年10冊目の新刊です(文庫化などの再刊は除いて10冊!)。 誘拐された人気メイドの行方を、ファンのオタク3人が探索する物語。いつも通り、リアリティーのないキャラクター+筋立てなんですけど、じゃあ「ミッション・インポッシブル」や「007」にもそういうことをいうのか、と。ヘンな人を出さないと、そうそう都合よく事件は起きないし、お話にもならない。 オタク1、ガンマニア。標的に当たると熱で溶けるプラスチックの中に硫酸が入った弾丸とやらを発射できる自作エアガンを安アパートの一室で開発・製作。 オタク2、実在メイドのリアルフィギュア(高さ1m程度)が「

  • 数学推理もの - hiroyukikojima’s blog

    デブリン&ローデン『数学で犯罪を解決する』ダイヤモンド社を読了した。山形浩生訳である。 数学で犯罪を解決する 作者: キース・デブリン,ゲーリー・ローデン,山形浩生,守岡桜出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2008/04/11メディア: 単行購入: 19人 クリック: 371回この商品を含むブログ (66件) を見るこれは、アメリカテレビドラマ『NUMB3RS:天才数学者の事件ファイル』から生まれただ。このドラマは、数学者が、数学を使って事件を解決する、というもので、人気シリーズとなっているようである。そしてこのは、 CIAやFBIなどが、実際に数学を捜査に使っていることを明らかにし、その実例を挙げているなのである。 かなり読みにくい部分や、解説がまどろっこしい部分もあるのだが、全体としてはとても面白かった。おおざっぱにいうと、統計的な推定を犯罪捜査に活かしている、その

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  • 山魔の如き嗤うもの - 不壊の槍は折られましたが、何か?

    山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ) 作者: 三津田信三,村田修出版社/メーカー: 原書房発売日: 2008/04/21メディア: 単行購入: 4人 クリック: 97回この商品を含むブログ (78件) を見る 成人儀礼として山歩きをこなしていた若者は、道に迷って忌み山に踏み込み、そこで密かに暮らしていた一家と遭遇する。しかし翌朝、彼らは朝餉の支度をしたまま忽然と消えてしまった。……そのような手記を読んだ刀城言耶は、一路その村へ向かったが、時を置かず、六地蔵様にまつわる奇怪な見立て連続殺人が起きてしまう。 『首無の如き祟るもの』で絶賛を博した期待のシリーズの新作である。このシリーズは従来、いわゆる《真相の衝撃》の演出に心血を注いできた。今回はその点で比較的おとなしい。しかしこれはあくまで「比較」の問題であって、水準自体はやはり高いのである。既出の仕掛けをうまく組み合わせ、かつ見せ方を

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  • 狐火の家/貴志祐介 - 不壊の槍は折られましたが、何か?

    狐火の家 作者: 貴志祐介出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2008/03/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (57件) を見る 弁護士・青砥純子と防犯探偵・榎径が活躍する、『硝子のハンマー』に続く密室シリーズ第2弾である。とはいえ、今回は長編ではなく短編集で、雑誌掲載の短編3と書き下ろしの更に短い短編が1収録された。節々にこの二人のユーモラスなやり取りが挟まれるのが特徴である。 最初の「狐火の家」は、田舎のリンゴ園近くにあった家で、一家の長女が殺害されるというもの。密室を構成するのはその家屋そのものである。密室ものとしてはすっきりしたトリック、それと裏腹のやや煩雑な推理作法はいかにも格推理小説のそれっぽい。収録作品中では、恐らく最もかっちりした格推理と言えるだろう。なお話の雰囲気も編が一番深刻である。 続く「黒い牙」は、ある動物を

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    noreply 2008/03/26
    "弁護士・青砥純子と防犯探偵・榎本径が活躍する、『硝子のハンマー』に続く密室シリーズ第2弾である。とはいえ、今回は長編ではなく短編集で、雑誌掲載の短編3本と書き下ろしの更に短い短編が1本収録された。節々に
  • Hang Reviewers High / インシテミル

    「インシテミル」というタイトルについては深く考えずに買った。あまりタイトルの意味などを推測しながら1ページ目を繰るタイプではない。最初のページに「暗鬼館」という名前と館内の見取り図があるのを見て「館モノかあ」と思うくらいのミステリ知識がある。つまりその程度の読者である。ミステリ読者としてはその程度であるから、米澤穂信についてもあまり何かを言えない。ただ、いい作家だと思うので何冊か買い求めて読んでいる。ミステリ、ライトノベル、そしてそれ以外の小説、その間に立って自分は何をしようかと考えているような作家という印象があった。いずれの方面にも笑顔を絶やさないようにしているのは保守的などっちつかずさなのか、それとも安定しない中間地点でしかできないことがあると積極的にそこを選んでいるのか。どうも判然としない部分があって、そこが面白い人だと感じている。だがともかく彼の作品で「さよなら妖精」を最初に読めた

  • 蒸気駆動の少年/ジョン・スラデック - 不壊の槍は折られましたが、何か?

    蒸気駆動の少年 [奇想コレクション] 作者: ジョン・スラデック,柳下毅一郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/02/19メディア: 単行購入: 4人 クリック: 48回この商品を含むブログ (49件) を見る『スラデック言語遊戯短編集』に比べれば、難易度が遥かに下がった短編集である。翻訳がマトモなのはやはり大きいし、作品自体、ケリー・リンク程度以上にはストーリーを追えるものが多い。中には非常にわかりやすい作品すら含まれている。「超越のサンドイッチ」は明らかにワンアイデア・ストーリーで、これは恐らく誰もが簡単に読めるはずである。また、《ヘンゼルのグレーテル》の悪意に満ちたパロディ「血とショウガパン」は、グリム童話が結構残酷であることが膾炙している現代では、広く受け容れられるだろう。 その一方で、スラデックの尖った面は遺憾なく発揮されており、耐性のない読者をあっさり振り捨て

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    noreply 2008/03/06
    "本短編集を「わけがわからん」と拒否する一方で、『見えないグリーン』や『黒い霊気』を真っ当な小説だとして評価するのは一種の矛盾かも知れない"
  • taipeimonochrome ミステリっぽい本とプログレっぽい音樂 » 少女ノイズ / 三雲 岳斗

    傑作。ジャケからして恐らくはライトノベル的な讀みを期待されているかと推察されるものの、個人的には格ミステリの技巧が炸裂した、非常に濃厚な一冊として大いに堪能しました。 表紙にある大振りなヘッドフォンをした制服美少女が探偵を務める連作短編集で、収録作は、日常の謎的な彩りに過去の記憶に沈んでいた事件の謎解きが冴えわたる「Crumbling Sky」、体の部位を切断される猟奇連續殺人事件に人間心理の綾を解き明かしていく超絶技巧が炸裂した傑作「四番目の色が散る前に」、呪われた女子高生の奇妙な振る舞いを軸にした顛倒劇が素晴らしい「Fallen Angel Falls」、幽霊騒ぎとストーカー事件という二つの錯綜した謎が隠された人間関係を見事に描き出す「あなたを見ている」、密室ではない密室事件に語り手ワトソン危機一髪となる「静かな密室」の全五編。 「静かな密室」を除けば、トリックそのものは控えめなもの

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    noreply 2008/01/08
    「連城ファンであれば愉しめるのではないでしょうか。トリック単体のド派手さはないものの、人間心理の錯綜、不可思議をフックにした超絶技巧は評価されるべきで、個人的には大いにオススメ」
  • 山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー - 不壊の槍は折られましたが、何か?

    山口雅也の格ミステリ・アンソロジー (角川文庫) 作者: 山口雅也出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/12メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 90回この商品を含むブログ (30件) を見る 山口雅也による初のアンソロジーとなる。 とにかく全作品が圧倒的にこてこてで、山口雅也が自身の《嗜好》の精髄を嘗め尽くしているかのようだ。彼の諸作のように、格の何らかの構成要素に特異または異常なエフェクトを効かせた作品が大半を占めるが、その《こだわり》のマニアックさといったらない。ほとんどパラノイアの領域にさえ達している。 たとえば冒頭のジェイムズ・パウエル「道化の町」からして、住民全員(もちろん警察も!)が道化であるという町が舞台なのだから尋常ではない。しかも雰囲気は予想に反して、退廃的で悪夢めいてすらいるのだ。続く坂口安吾「ああ無情」も、淡々と見せかけて異様に情報密度の高い文章に

    山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー - 不壊の槍は折られましたが、何か?
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    noreply 2008/01/04
    「彼の諸作のように、本格の何らかの構成要素に特異または異常なエフェクトを効かせた作品が大半を占めるが、その《こだわり》のマニアックさといったらない。ほとんどパラノイアの領域にさえ達している」
  • ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎 - 不壊の槍は折られましたが、何か?

    ゴールデンスランバー 作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/11/29メディア: ハードカバー購入: 12人 クリック: 551回この商品を含むブログ (766件) を見る 国民的人気を誇る若き宰相・金田は、仙台で凱旋パレードの最中、暗殺されてしまう。その容疑者として浮上したのは青柳雅春。2年前、暴漢に襲われていたアイドルを助けてワイドショーのネタになった宅配便ドライバーであった。当時の彼は見るからに好青年であったのだが……。そして青柳雅春の必死の逃走劇が始まる。 伊坂幸太郎の集大成にして最高傑作の登場である。 まず指を折るべきは伏線回収である。書は作品内の事件の全てが解き明かされるタイプの作品ではないが、代わりに、細かいエピソードが後半どんどん回収されていき、首相暗殺犯と目された男の逃走劇を綺麗にまとめるのである。それが後ろに繋がるような伏線として使われるとは

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    noreply 2007/12/04
    「伊坂幸太郎の集大成にして最高傑作の登場」 伊坂メソッドが炸裂しているらしい。これは読みたいな。
  • Hang Reviewers High / 魔人探偵脳噛ネウロ

    週刊少年ジャンプに用があってそれを買い求める。そうしたら巻頭カラーが「魔人探偵脳噛ネウロ」だった。最近考えているのは、ちょうど「謎」のことだ。90年代に入ってフィクション全般がゆっくりと躍動感を失いつつあったときに、最も早い時期にその黄昏が訪れ、そして最も酷たらしく身を蝕まれたはずの小説において、ミステリだけは屋台骨を失わずに物語としてあることができたと思う。今ひもとくべき資料が手元にないので詳しく言えないが、オウム以後に神話や伝奇は読者の興味の求められる場所として退けられたのに対し、トリックという論理性を持ったリドルは読みを持続させる力の源として人々に支持され続けたはずだ。要するに、エンタテインメントとしてひとかどの人気を持続した。それは90年代後半から我々が夢中になった「世界の謎」や「実存の謎」と関係なくあって、ミステリは逆説的な形でそのような謎がなくても物語は存在できると主張していた

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    noreply 2007/11/01
    「だが僕に言わせればネウロは時代を流れてフィクションが到達した形を、正しくジャンプで語り直している」ジャンプ系→西尾維新→ネウロという読み筋。面白い。
  • Hang Reviewers High / 暗闇の中で子供―The Childish Darkness

    舞城王太郎の小説「好き好き大好き超愛してる」では、冒頭からストレートな表現で愛について語られる。以下のような具合である。 愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。それぞれの願いを叶えてほしい。温かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。最大の幸福が空から皆に降り注ぐといい。僕は世界中の全ての人たちが好きだ。 舞城王太郎はここで明らかに読者に対し素朴で力強いアプローチを試そうとしているが、しかし表現の強さによってむしろ読者が見逃してしまいがちになるのは、ここから必ずしも恋愛小説が開始されるわけではなく、これが実に小説についての小説であるということだ。それは二段目以降へ読み進めればすぐに分かることだ。 祈りも願いも希望も、全てこれからについてこういうことが起こってほしいとおもうことであって、つま

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    noreply 2007/10/16
    「そして、第二章の終わりが美しくもの悲しいのも、ここで物語がいったんフィナーレを迎えているからだ。このラストにはまさに小説の効用について書かれている」
  • あの頃のメフィスト賞を思い返させる新人 - 雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

    リロ・グラ・シスタ―the little glass sister (カッパ・ノベルス) 作者: 詠坂雄二出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/08メディア: 新書 クリック: 10回この商品を含むブログ (33件) を見る 学園という閉鎖空間を舞台とした探偵推理小説。光文社のメフィスト賞とも称されることのあるKAPPA-ONE登竜門から飛び出してきた詠坂雄二が放つ『リロ・グラ・シスタ』は、浦賀和宏・佐藤友哉・西尾維新・北山猛邦といった作家を輩出していたころのメフィスト賞を彷彿とさせる傑作。メフィストを経た20代のミステリ読みに特にお勧め。以下、感想抜粋。全文はこちら。 とにかくこの語り口が魅力的だった。主人公の性質から物語そのものは淡々と進むのだが、そのシニカルでニヒルな口調に思わずにやけてしまい、ぐいぐいと読むことができた。この語り口に加え、学校という閉鎖空間を舞台とした推理探

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    noreply 2007/10/11
    詠坂雄二『リロ・グラ・シスタ』の書評。
  • 落ち着け……虚数を数えて落ち着くんだ…… - 雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

    みすてぃっく・あい(ガガガ文庫 い 3-1) 作者: 一柳凪,狐印出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/09/19メディア: 文庫購入: 28人 クリック: 283回この商品を含むブログ (51件) を見る なんだかすっかり地雷原と見なされてしまった感のある小学館ライトノベル大賞ですが、一柳凪の『みすてぃっく・あい』は、ちょっと驚いてしまうぐらい傑作でした。言うなれば『虚無への供物』のリリカル・ミステリー版。デビュー作となる書はやや薄味ではあるけれど、書き続けていってくれたらライトノベルにおける幻想ミステリの旗手になりえるかも。今後、注目していきたい新人。以下、感想抜粋。全文はこちら。 それにしてもこういった幻想色の強いミステリは大歓迎。これがどうして期待賞なのだろう、ガガガ賞……は無理でもせめて佳作だろうと思う。女の子も可愛いし、絵師にも恵まれているし、著者にはもっと書いてもら

    落ち着け……虚数を数えて落ち着くんだ…… - 雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜
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    noreply 2007/10/10
    一柳凪『みすてぃっく・あい』(ガガガ文庫)の書評。
  • ジョン・ディクスン・カーを読んだ男/ウィリアム・ブリテン - 不壊の槍は折られましたが、何か?

    ジョン・ディクスン・カーを読んだ男 (論創海外ミステリ) 作者: ウィリアムブリテン,森英俊,William Brittain出版社/メーカー: 論創社発売日: 2007/09メディア: 単行 クリック: 12回この商品を含むブログ (30件) を見る「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」で有名なウィリアム・ブリテンの短編集が出るなんて! と一部で騒がれていたである。収録14編中11編は「○○を読んだ△△」というタイトルが付されている(ただし「読まなかった男」のみ例外)。 この11編は巨匠ミステリ作家へのユーモラスなオマージュである。ミステリとしては格が揃っており、それは「ダシール・ハメットを読んだ男」「ジョルジョ・シムノンを読んだ男」「ジョン・クリーシーを読んだ少女」辺りでも変わらない。ネタも粒が揃っていて印象は良い。ミステリ・マニアに対するくすぐり*1も利いており、ニヤニヤしなが

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  • スポンサーから他人事 - 一本足の蛸

    インシテミル 作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/08メディア: 単行購入: 6人 クリック: 598回この商品を含むブログ (348件) を見る見出しの「他人事」は「ひとごと」と読んでください……というようなどうでもいい話はおいといて、早速『インシテミル』の感想文を書く。特に未読の人の興をそぐようなことは書かないつもりなので、これから読む予定の人も安心してもらいたい。でも、この言葉が信用できない人もいるだろうから、そんな人はこんな感想文を無視してさっさと『インシテミル』を読むといいと思う。『インシテミル』を読もうかどうしようか迷っている人にはごめんなさい、と先に謝っておく。たぶん、この先にはあなたの選びの参考になるようなことは何も書いていないはずだから。 『インシテミル』は米澤穂信の9冊目の単著*1である。前著『ボトルネック』が去年8月末に出た後、『失礼、

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    noreply 2007/08/30
    米澤穂信の新刊の「『インシテミル』は推理意欲のない読者を対象に、ミステリの残骸をこれでもかこれでもかとばかりに見せつけつつ、最後まで読者の興味を惹きつける技を繰り出した小説だといえる」
  • taipeimonochrome ミステリっぽい本とプログレっぽい音樂 » 「CRITICA」第二号で、千街氏が教養貴族を志しているつずみ綾嬢を晒しあげている件について

    という譯で、「CRITICA」第二号の續きなんですけど、格理解「派系」作家の首領の次に取り上げているのが、これまた格理解者のお姫樣、つずみ綾嬢でありまして、枚数のかなりは首領にさかれているとはいえ、その毒舌はつずみ嬢に向けられた言葉の方がより激烈。「つずみ綾の場合、あるいは貴族僭称」という章題からしてアレなんですけど、そもそもの書き出しが、 前の章で、私は二階堂黎人の格観や人望には疑問を呈しつつも、自分から積極的に、格の衰退をいとめるべく動いたことだけは評価した。また、評論無理解者であるとはいえ、作家としては『人狼城の恐怖』などの収穫を残しており、それだけで立派なものだろうと思うのである。 しかし「動けばいいというものでない」と言いたくなる人物もいる。『格ミステリー・ワールド2007」で島田・二階堂とともにエディターの役目を果たしたつずみ綾のことである。二階堂黎人は『聖アウス

  • taipeimonochrome ミステリっぽい本とプログレっぽい音樂 ? 「CRITICA」第二号において千街氏のイヤキャラぶりが激しすぎる件について

    「CRITICA」第二号をようやく手に入れて讀むことが出来ましたよ。今回は創刊号を遙かに凌ぐ充実ぶりで、巻頭の第一特集「続・第三の波の帰趨をめぐって」からしてもう、こちらの期待通りというかそれ以上というか、格理解「派系」作家の宿敵でありまた天敵でもある千街、千野両氏の言葉の激しさにタジタジとなってしまいます。 個人的には第二特集である横溝正史論を期待して購入したのですけど、何だかヘタをすると千街氏の激烈に過ぎる一編「崩壊後の風景をめぐる四つの断章」を取り上げるだけでもかなりの長文になってしまいそうなので、とりあえず今日はこれだけを紹介してみたいと思います。 タイトルに断章とある通り、何か一貫した主張を持ってアジテートするという形式ではなく、その内容を簡単に纏めてしまえば、格理解「派系」作家の首領を批判するとともにつずみ綾嬢の「教養貴族」ぶりを晒しあげ、最後に件の「X騒動」における評論家

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    noreply 2007/08/24
    「CRITICA」の2号が出ていたのを初めて知る。キナ臭さ満点。
  • 少年少女科学倶楽部 - メイド道とは死ぬことと見つけたり 『めいたん メイドvs名探偵』

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    noreply 2007/08/23
    「ミステリーと新選組と葉隠と隆慶一郎に荒山大先生にメイドを足してアーサー・C・クラークとアラン・ケイをぶち込んだミステリー」