東松島市図書館は東日本大震災で被災した市内の状況を示す写真などをQRコードで読み取れる「まちなか震災アーカイブ」を開始した。QRコードは公共施設に設置するほか、市内各地で閲覧可能にするため協力事業者を募集している。 市の震災伝承事業の一環。携帯端末をQRコードにかざすと、各地区の被災・復旧状況、避難所とボランティアの様子などを記録した写真約1万枚や、被災者の体験談を収録した動画を見ることができる。 協力事業者は飲食店やスーパー、病院などを想定。観光客が立ち寄る施設に設置することで、市民以外の利用も期待する。 事業者向けにQRコードを記載した屋外用と屋内用のステッカー、ペンや箸を立てられるスタンドを作製。申請に応じて無償で提供する。既に市内のタクシー業者2社がステッカーを試験運用している。 市図書館は2012年6月に震災を語り継ぎ、風化を防ぐ事業として写真や新聞などの資料収集を始め、