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110年を超える九州大医学部の歩みをたどる「九州大学医学歴史館」が4日、福岡市東区にある九州大病院キャンパス内に開館する。 医学部は1903年に京都帝国大学福岡医科大学として開学し、1万人以上を輩出。2階建ての歴史館は医学部同窓会の寄付で建設され、大正、昭和初期の医療器具や原爆症で苦しむ患者のカルテなど計63点が展示されている。 太平洋戦争末期、米軍捕虜8人に生体実験を行って全員が死亡した「九大生体解剖事件」については、概要や戦後の対応が書かれたパネルと「九州大学五十年史」を展示。住本英樹・医学部長は「当時の実験記録は残っておらず、内容の充実が可能か今後検討したい」としている。
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