東京都内の公立図書館で、「アンネの日記」や関連する本のページが破られているのが相次いで見つかった事件で、被害は8つの区と市で少なくとも306冊に上り、警視庁は器物損壊などの疑いで捜査本部を設置し本格的な捜査を始めました。 この事件は、都内の公立図書館で「アンネの日記」をはじめ、アンネ・フランクの伝記やホロコーストに関する本などのページが破られているのが相次いで見つかったものです。 これまでの各自治体の調査によりますと、被害は杉並区や中野区を中心に都内の5つの区と3つの市の38の図書館で少なくとも306冊に上り、その多くは手やカッターで引き裂かれるなどしていたということです。 警視庁は、被害が都内の広い範囲にわたっていることなどから、24日、器物損壊などの疑いで捜査本部を設置し、本格的な捜査を始めました。 警視庁は、同じ人物による事件の可能性があるとみて、被害にあった本を詳しく調べるとともに