【前回コラム】「なぜ、ブランドについて語ろうと思ったのか?」はこちら あなたは、ブランドの「定義」を聞かれて答えられますか? 連載1回目では、ブランドの実務においては、教科書通りに戦略を実行しても、うまくはいかないということについてお話をしました。 この記事の中で「『ブランド(brand)』という言葉の語源は、家畜などに押した『焼き印(burn)』であることはよく知られています。昔、農家では自分の牛を、他の牛と識別するために熱く焼いた鉄印を押しました。転じてブランドは、『他者との差別化』を象徴する言葉になったと言われています。」と書いたところ、ブランド論の第一人者である田中洋先生から、なんと実はこの教科書に当たり前のように書かれていることは、そもそも正確ではなく、もともとburn(燃える)という意味でのbrandという言葉は存在しており、それがのちに、一方では「焼き印」となり、一方では「商
ダイキン工業の広告宣伝の長である片山さんが、 『ブランドなんか大嫌いなブランド担当者が33年かかって、たどり着いたブランド論』 というタイトルでアドタイで連載を始めた。 ちなみ正直にいうと、世の中で言われている”ブランド論”や”ブランドコンサルタント”たちの話に関しては僕もニガテである。ほんとに。 で、片山さんが記念すべき第一回となる↑で語っていることはもっともだと思う(ただし最後のほうの”ブランドは第五の経営資源などという間違った理解をして〜”というくだりについては気になる)。 ただ、”ブランド論”に関しては次の3つのようなことが言えると思っている。本当はもっとあるんだけれども、自分の頭の中で今まとまっているのが3つなので。 1)アカデミックな理論と実務の間でよくある話。 ・アーカーらのブランド論というのは色んなケースをもとに抽象化され理論化されたもの。それを実務の世界に活かすには、アカ
パンデミックの拡大により、テレビCMのコストが下がり、D2Cブランドが実験的にテレビCMを活用するようになった。しかし、D2Cブランドは、デジタルチャネル特有の高度な測定機能や直接的なアトリビューションに慣れきっている。そのため課題も少なくなかったという。 新型コロナウイルスによるパンデミックは、D2Cブランドのマーケティングにも大きな打撃を与えた。屋外広告のようなこれまで多く使われてきたチャネルは効果がなくなり、テレビや動画などは大きくその地位を上げた。 マック・ウェルドン(Mack Weldon)やサードラブ(ThirdLove)といったブランドは実験的にテレビCMを活用するようになった。両社にとって新たな試みで、課題も少なくなかったという。D2Cブランドは、デジタルチャネル特有の高度な測定機能や直接的なアトリビューションに慣れきっている。最近はテレビCMでもより詳細な測定を行えるよう
コロナ禍によってECを優先する企業が多いなか、実店舗をあきらめていない美容ブランドも存在している。7月第4週、スキンケアのビークマン1802(Beekman 1802)は米美容チェーンのアルタ・ビューティー(Ulta Beauty)との提携を発表した。 コロナ禍によってECを優先する企業が多いなか、実店舗をあきらめていない美容ブランドも存在している。 7月第4週、スキンケアのビークマン1802(Beekman 1802)は米美容チェーンのアルタ・ビューティー(Ulta Beauty)との提携を発表した。7月26日からオンライン販売を開始する一方、8月9日からは400店舗でも販売される。同ブランドはアルタの新しいブランドプラットフォームであるスパークト(Sparked)で展開される。同プラットフォームでは「ピュアゴートミルクソープ」や「ピュアデオドラント」といった主力製品の販売を予定している
コロナ禍でデジタルシフトが進む中、多くの雑誌・メディアが新しいビジネスを模索し、新施策を始めている。しかしながら、それらの試み全てが成功するわけではないし、周りと同じことをしても生き残れない。時流を読み、新しいことにチャレンジする精神も大切だが、各媒体の“らしさ”を追求した、独自のコンテンツを生み出していくことの重要性を改めて認識すべきだろう。ここでは、出版・メディア界のニュースやさまざまな雑誌・メディアのキーパーソンたちへの取材から見えた、今後に向けての光明と課題をピックアップして紹介する。(この記事は「WWDジャパン」7月27日号の雑誌・メディア特集の記事の抜粋です) コロナ禍で各媒体が積極的に取り組んだものの1つが動画だ。すでに動画を取り入れているメディアは少なからずあったが、コロナ禍でライブ配信を中心にさらに加速。大手出版社では、講談社の「ViVi」が“ViViモデル”を起用したラ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く