Tweet 県は30日、仮設住宅入居者を対象に行ったアンケート結果を公表した。今後希望する居住形態について、高台などへの移転による「持ち家の新たな購入」と回答した世帯が全体の45・9%に上った。仮設住宅については42・1%がおおむね満足している一方、不満を感じている世帯も36・7%と評価が分かれた。 調査は6月末までにおおむね入居した団地のうち宮古、釜石、大船渡、陸前高田、大槌、山田、田野畑、野田の8市町村の25団地、計1724世帯を抽出し7月に実施。973世帯(56・4%)から回答を得た。世帯主の平均年齢は62・3歳。2人世帯が30・6%と最多で、3人以下の世帯が70%を占めた。 希望する居住形態は高台などへの移転による「持ち家の新たな購入」が最も多く、「公営住宅」は20・1%、「自宅の現在地での改修・再建」は11・4%にとどまった。 転居の時期は「半年~2年の間」が30・2%と最多だが