神戸、アライグマ激増 捕獲13倍、六甲に捨てられ繁殖2008年10月5日15時3分印刷ソーシャルブックマーク 捕獲されたアライグマ=兵庫県提供 神戸市でアライグマが激増している。07年度は814頭が捕獲され、3年前の13倍増。うち東灘、灘、中央区の都市部で計92頭と5倍に増えた。六甲山に捨てられたものが木造住宅の屋根裏などに移り住んで異常繁殖したとみられ、市街地の捕獲数としては突出している。 東灘区の女性(78)は8月上旬、自宅庭でアライグマを初めて目撃した。体長約50センチ。数日たつと、天井裏をばたばたと走り回る音や、子どもの鳴き声も聞こえるようになり、駆除業者に追い出してもらった。 アライグマは北米原産で、成獣で体長40〜60センチ。神戸市や兵庫県によると、捨てられたペットのアライグマが生ゴミをえさにし、住宅の屋根裏で子育てをする例が多発。騒音に悩まされたり、汚物で天井を張り替えざるを