ミズノが7日発表した2019年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比64%増の13億円だった。事業構造改革を進めた米国と中国で共に採算が改善。日本国内では主力の野球用品などが苦戦したが、シューズの原価低減が奏功して利益を確保した。売上高は1%減の421億円だった。地域別では全体の7割弱を占める日本は野球な
製パン最大手の山崎製パンが、今年3月26日、自社のウェブサイト上に〈「イーストフード、乳化剤不使用」等の強調表示について〉と題したページを公開した。当初は大きな話題になることはなかったが、そのページの存在が知られるにつれ、業界がざわついている。 どんな内容かを紹介する前に、「イーストフード」「乳化剤」について説明しておこう。これらはパン作りに使われる食品添加物である。 イーストフードは文字通り、“イースト菌(酵母)の食べ物”で、イースト菌によるパン生地の発酵を促し、ふっくらしたパンを作るために使う。消費者庁の基準では、塩化アンモニウムや硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、リン酸三カルシウムの他、計18種類の物質を総称してイーストフードと呼ぶことを認めている。乳化剤はパン生地の保水性を高めて柔らかさを保つために使われるもので、こちらも同様に、グリセリン脂肪酸エステルや卵黄レシチンなど25種類を総
【関西の力】スポーツ用品メーカー(1)「日の丸スポーツ」関西に拠点 ハイテク技術の塊、ものづくり文化に支えられ 今月16日に大阪府内で開かれた記者会見。ふだんはライバル関係にあるメーカー同士がタッグを組む異例の取り組みが発表された。 「少子化のペースよりも野球人口減少のペースの方が速い。われわれのブランドを使って何かできないか」。ミズノ執行役員の久保田憲史氏(59)は熱っぽく訴えた。 日の丸スポーツ 関西に拠点 野球用品メーカー21社が集まって発足した「野球・ソフトボール活性化委員会(球活委員会)」。記者会見には、代表理事を務める久保田氏以外にも、アシックス、エスエスケイ、ゼットといった関西発祥のメーカーの幹部が出席した。今後は幼児でも使いやすい野球用具の共同開発などを行っていく予定で、スポーツ用品の歴史などを研究している大阪成蹊大の植田真司教授は「これからは『競争』だけでなく『協働』とい
名門スポーツ用品メーカー、ミズノの存在感が薄れている。同社は1906年創業の老舗企業で、野球やゴルフ用品を軸に一大地位を築き上げてきたメーカーだ。野球では田中将大(ニューヨーク・ヤンキース)ら、多くの有名選手と契約を結ぶ。 ところが、スポーツ用品業界で、かつて国内2強を競り合ったアシックスに売上高首位を奪われて約10年。アシックスの売上高が4000億円を超えたのに対し、ミズノは2000億円程度。時価総額でもミズノは業界3位とデサントの約半分にすぎない。 競合は早々に方向転換を決めた ミズノが低迷している要因は二つある。まず、野球やゴルフなど、特定の競技用品に依存しきったことだ。少子高齢化の影響で国内のスポーツ人口は縮小傾向にある。 日本生産性本部によれば、野球の参加者は2005年に1250万人いたが、この10年で680万人まで減少。人気の低迷が続くゴルフも、場内でプレーする人口は、この10
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