世帯単位の戦後の新聞や雑誌などへの支出額インターネットの普及に伴い不調感が際立つ紙媒体。需要減少の実態を、総務省統計局の家計調査の結果から確認していく。長期データとして取得可能なのは二人以上世帯の動向であることから、今回はそれを利用する(厳密には2004年までと2005年以降で対象範囲に関して断絶が生じているが、双方の誤差は無視できるレベルなので、今回はあえて適用した上で精査を行う)。 まずは年ベースでの「主要紙媒体の2人以上世帯における、1世帯当たりの平均支出金額」をそのままグラフ化する。物価の変動を考慮していないので、当然ながら年数が経過するにつれて右肩上がりになるはずなのだが。 ↑ 主要紙媒体の2人以上世帯における1世帯あたり平均支出金額(年ベース、円、1963~2016年)↑ 主要紙媒体の2人以上世帯における1世帯あたり平均支出金額(月換算、円、1963~2016年)日本では199