地上の守りの要である陸上自衛隊が、鹿児島から沖縄にかけての南西諸島へ部隊の配備を進めています。広大なエリアに散らばる島々ゆえ、敵の侵攻に即応するための備えであることはもちろんですが、そこにはそれ以上の意義も含まれています。 陸上自衛隊が奄美大島と宮古島に部隊配備を開始 2019年3月26日(火)、九州と沖縄本島のほぼ中間に位置する鹿児島県奄美大島と、沖縄本島の南西約300kmの位置にある沖縄県宮古島それぞれに、新たな陸上自衛隊の部隊が新編されました。両島に配備されたのは現在のところ、奄美大島に警備部隊(有事の際に島内を防衛する部隊)と地対艦、地対空ミサイル部隊あわせて約560人、宮古島には警備部隊約400人ですが、2020年以降には奄美大島と同様に宮古島にも地対艦、地対空ミサイル部隊が配備される予定です。 2019年4月7日に行われた宮古駐屯地における新編行事にて、岩屋防衛大臣から宮古警備