宇都宮LRT:車両は低床で、停留所のホームとの段差はほとんどない。窓は広く、落ち着いた間接照明の光も快適。片道14.6キロを約1時間かけて走る この記事の写真をすべて見る かつて「邪魔者」扱いされていた路面電車が復権している。いま注目の「LRT」をはじめ、全国約20の街を快走する。街づくりの装置としても期待される、その魅力を紹介する。AERA 2024年7月15日号の記事より。 【約20都市で運行】「路面電車が走る都市」はこちら まるで滑るように、黄色と黒の車体が宇都宮の街を走る──。 「揺れもほとんどなく快適です」 6月上旬、JR宇都宮駅東側と郊外の芳賀町(はがまち)を結ぶ、次世代型路面電車「芳賀・宇都宮LRT(通称、宇都宮LRT)」に乗ると、向かい合わせのボックス席に座った70代の女性は笑顔で話す。 全長14.6キロ。市街地を抜け、鬼怒川周辺の田園風景を望みながら進み、工業団地の間を快
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