唯能常称如来号 応報大悲弘誓恩 ただよくつねに如来の名号を称して大悲弘誓の恩を報ずべし ただ<このことをひとついう>は自分にとって救われる教えであります。 ただ仏の願いとわたしの願いがひとつになることであり、 その名告り<念仏>はわたしにとっての苦難の人生を担っていく力を与えられることでありましょう。 たとえば親の願いに背いてきた私は、実は親から大きな願いをかけられていて、 苦しい時こそ親の名を呼ぶことは、その声ですでに救われたことがあるからであり、 かけられた恩に報いてゆき、答えてゆくことはただお念仏を称えることでありましょう。 当寺住職 南無阿弥陀佛