「経理」といえば、普段は地味な仕事なのに、雑誌のAI(人工知能)特集で「なくなる仕事ランキング」というネガティブなテーマになるときだけ、必ず上位に食い込んできます。 中には99.9%、AI等で代用されてしまう、という統計データもあります。私は実際にはこれはないと思います。なぜなら、経理職というのは、傍からみるよりも「揺らぎが大きい仕事」だからです。そのデータが加味されていないのではないかと思うのです。 経理には「例外処理」というものが数多くあります。機械というものは、おしなべて例外処理が苦手です。だから現状も、これからも、例外処理に関しては人間が対応、サポートすることになるでしょうし、そのほうがコスト面でもペイすることが多いでしょう。 問題は、その例外の頻度がどれくらいなのか、ということです。この点を認識違いしている人が多いのです。経理には例外処理が「ほぼない」と思っている人が、経理はAI
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