最近は、アマゾンやグーグルをはじめ、数え切れないほどのアプリやベンチャー企業がビッグデータを活用している話題で持ち切りだ。企業の評判などを社員が評価するサイト「グラスドア」では、求人数、給与、昇進機会の観点から2016年の米国ナンバーワンの職種は「データ・サイエンティスト」だったと発表している。 われわれは、データが多ければ気づきやひらめきも多くなると信じ切っている。100人を対象にしたデータを見ていて何らかの学びがあるとすれば、何万人ものデータなら学びは爆発的に増えるだろうか。あるいは何億人ものデータならどうだろう。何十億人に増やしたら……。フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグが、人々のビッグデータ中毒を見逃すはずもなく、先頃投資家向けに、フェイスブックで機械学習を活用し、「世界のありとあらゆる事象を網羅する決定的なモデル」を構築すると語っている。 年々、人気が衰えている「人文科
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