中国・北京のショッピングモールの衣料品店(2023年9月7日撮影)。(c)Jade GAO / AFP 【9月22日 AFP】中国政府はこのほど、「国民の感情を傷つける」服装の禁止を盛り込んだ法改正案を公表した。だが、定義が漠然としていることから、解釈や適応判断をめぐり懸念の声が上がっている。 改正案では、発言や服装が「中華民族の精神を害する」もしくは「国民感情を傷つける」と見なされた場合、罰金刑や禁錮刑の対象となるとされている。だが、どのような種類の服装が対象となるのかは明記されていない。 北京在住のフーさん(23)は「誰に決定権があるのかや判断方法などを決めるには時間が必要だと思う。こうした改正を進めるならば、判断基準を慎重に考えるべきだ」と話した。 中国の法学者らも、フーさんと同様の理由で反対している。 改正案については、今月30日まで意見公募を実施している。 中国の警察はこれまでも