地上デジタル放送のスクランブル解除に必要な「B-CASカード」を発行するビーエス・コンディショナル・アクセス・システムズは7日、「Plug-in SIM」形状の小型B-CASカード(ミニカード)の提供を、2009年11月から開始すると発表した。 B-CAS(ビーキャス)はビーエス・コンディショナル・アクセス・システムズ(BS Conditional Access Systems)の略で、同社が提供する放送受信方式をB-CAS方式と呼ぶ。地上デジタル放送におけるデジタル著作権管理(DRM)の一部として、正規の機器を認証する限定受信方式として利用されている。 同方式では、放送波に伝送路暗号(スクランブル)が施され、スクランブル解除の為にはB-CASカードが必要。受信機での権利保護規定遵守を、B-CASカード支給契約によるエンフォースメント(強制)で担保している。だが、総務省の情報通信審議会第5