戦争する国の道徳 2022.08.09 公開 ポスト 戦後は終わったのか? [pick up]日本は戦後を「水に流して」はいけなかった東浩紀/小林よしのり(漫画家)/宮台真司 戦後77年の今年も「戦後」を振り返る――。小林よしのり氏、宮台真司氏、東浩紀氏による鼎談『戦争する国の道徳』(2015年)から一部を抜粋してお届けします。 ※この記事は、2019.05.02に公開されたものの再掲です 日本は戦後処理に失敗したのか 東 日本人のアイデンティティについて考えると、第二次世界大戦の戦後処理に大きな失敗があったと思います。あの戦争について誰がどんな責任を問われるべきかというときに、日本国民そのものは無辜・無垢であり、悪い軍部に騙されただけだという史観を選んだのはとてもよくなかった。 宮台 大前提として、日本は戦争をやって負けた以上、戦勝国のレジームを引き受けるのは当り前で、さもなければ戦後復
![[pick up]日本は戦後を「水に流して」はいけなかった|戦争する国の道徳|東浩紀/小林よしのり/宮台真司](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c75b52ef8fbec6e26334df151e871ecdc78b5b7d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.gentosha.co.jp%2F_p_uploads_%2Farticle%2F1660010674_rectangle_icon.jpg%3Fp%3Dogp)