アフガニスタン・カブールの米国大使館付近に集まり「勝利の日」を祝うタリバン戦闘員(2022年8月15日撮影)。(c)Wakil KOHSAR / AFP 【8月15日 AFP】アフガニスタンでイスラム主義組織タリバン(Taliban)が実権を握ってから、15日で1年が経過した。首都カブールの米国大使館前には戦闘員が集まり、勝利の言葉を唱和した。だがこの1年で、女性の権利は著しく制限され、人道危機はより深刻化した。 タリバンは1年前、20年にわたり駐留していた米軍が撤退を進める中、政府軍に対し一斉に電撃的な攻勢を仕掛け、昨年8月15日にカブールを制圧した。 タリバンのビラル・カリミ(Bilal Karimi)報道官はツイッター(Twitter)に「アフガニスタンのイスラム教徒と国民にとって、きょうは勝利と幸福の日だ」と投稿した。 しかしタリバンの復権により、一般市民、特に女性の苦難は増大した