記者が著名人たちとランチをしながら、通常のインタビューではなかなか聞き出せない話を引き出していく英「フィナンシャル・タイムズ」紙の名物コーナー「FTとランチ(Lunch with the FT)」。このコーナーで「ランチ」内容は、ときとしてインタビュー内容と同じくらい重要でもある。 ところが、今回のお相手は「マクドナルド」のCEO。もちろん、ランチの場は彼が経営するマクドナルド。ワインボトルを携え、ケンプチンスキーのもとを“いやいや”訪れた記者は、同社のメニューから従業員との性的関係で解任されたイースターブルック前CEO、さらに最低賃金を巡る問題にまで容赦なく突っ込み、嫌味たっぷりのインタビューを展開する。 ガソリンが燃えている石油化学工場とニュージャージーの離婚弁護士の広告板を通り過ぎると、憂鬱な気分が募ってきた。遅くなったのは、夕方の渋滞だけのせいではない。「FTとランチ」シリーズ史上
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