原文(投稿日:2010/01/15)へのリンク Visual Basic はこれまでずっと,静的型付と動的型付の境界線上にいた。初期の VB では今日 “ダック・タイピング(duck typing)” と呼ばれる遅延バインディング (Late Binding) がサポートされていて,変数型の明示的な宣言やローカル変数の宣言そのものでさえ省略することができた。ただし変数の型を宣言した場合には,早期バインディング (Early Binding)で処理されることによって,実行時型チェックとパフォーマンス向上を実現していた。 Visual Basic 4 で COM が導入されたときに VB は,他の言語に類を見ないユニークな機能を手にいれた。変数型を宣言したときにコンパイラがそれを実装クラスではなく,暗黙的にインターフェース参照として解釈するようになったのだ。ただしすべてのクラスには同じ名称のイ